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真幸⑥
一紀の藻のと一緒に擦られる刺激に腰が無意識に動いてしまう。
その動きがますます相手を喜ばす事がわかっていても、我慢出来るものでもない。
「やぁっ………やめ、………」
左右に首を振って枕にすり付けて快楽にあがらおうとする。
「はっ。いい、だろ?真幸………んんっ。はぁ……………気持ちいいって言えよ」
自らも堪えながら囁く艶声に、一気に引きずられてしまう。
「ああっ、ん………気持ちっ、いい、かっ、ら………」
ふっ、と耳元で笑う声にも、快楽を拾ってしまう。
舌をからめられて、上から下から攻められて、どろどろに溶かされていく。
「あっ…………んっ……………もううっ、…………」
「俺も…………は、…………一緒に」
快楽に弱い身体は、一層激しくなる動きに一気に上り詰めていく。
「あっ、……………あんっ……………あ、あ、あ、」
「あああああああああっ」