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その手をのばして  作者: さつき
1/21

真幸①

他のより転写、修正してのせています。



カチッ


これから来るであろう人の為にお湯を沸かし始める。あいつは、このお茶を気に入っている、と言っていた。

沸くまでの間に、仕事着のまま準備を始める。


今日は週に1度の約束の日。


約束といっても、忙しく飛び回るあいつにはそれすら守るのも難しくて、会うのは久しぶりだった。

考えれば、思わず笑みがこぼれる。


あいつの好きな匂いと灯り。

好みはあまり変わらないので、何年も同じものを使い続けている。


カチャ

「真幸、久しぶり」

一紀はいつも通りに笑みを浮かべたまま、合鍵で入ってくる。


「お帰り」

その顔をみて、ゆっくり微笑んだ。


「お茶いれるよ」


一紀の為にきらすことのない、一紀にしか淹れないお茶。

コツは必要だが、その分味わい深いお茶である。


一紀は用意している間にソファーでくつろいでいた。

「ありがとう」

一紀の言葉に笑顔で返すと、ゆっくり飲んでいる間にベッドの用意をする。


キャンドルを灯して、リラックス音楽を微かに聴こえるように調節する。

暖めていたベッドにタオルをひき、着替えを用意して電気を消す。


今日はこのまま着替えずにいる事にした。


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