本編第一章 登場人物&劇中用語
●キャラクター
榊原 穂乃香
2歳>3歳(入園時)
黒く艶やかな髪の毛を肩まで伸ばしている。
突如として、脳裏に現代とは別の世界で大魔法使いだった記憶が蘇り、一気に思考のベースが切り替わってしまう。
穂乃香としての人生を真面目に生きようとしているが、時々出てしまう前世の影響に苦慮しており、一人称、語尾と不安定なおかしな状況に陥っている。
神崎 ゆかり
黒い髪を肩までで切り揃え、少し吊りがちな瞳が印象的な女性。
基本的には、穂乃香専属のメイドで、普段は『ヴィクトリアンメイド』スタイルのメイド服に身を包んでおり、護衛も兼任している。
後に、穂乃香の祖父菊一郎によって、穂乃香護衛隊の組織を命じられ、隊長として隊を率いることとなる。
藤倉 あかね
聖アニエス学院幼稚舎の若手教員。
運命のいたずらで、穂乃香担当を命じられ、その三年間の在籍中、常に担任として起用されることとなった。
榊原 菊一郎
穂乃香の祖父。
世界有数の榊原グループ現総帥。
エリー・本宮
小柄で女性というよりは少女という外見。
茶と金が混じったような色の髪をポニーテールに結んでいる。
ゆかりの同僚であり、穂乃香護衛隊の副隊長に就任した。
竹本 奈菜
穂乃香の聖アニエス学院幼稚舎のクラスメイト。
近所の男の子に「バナナのなな」と呼ばれ、それがショックで人見知りに拍車が掛かっていたが、穂乃香と話したことをきっかけに変わり始めた。
岸本 直人
穂乃香の聖アニエス学院幼稚舎のクラスメイト。
特撮の変身ヒーローモノ『アーマードファイター』を穂乃香に教えた少年。
●劇中劇登場人物
春咲 凛華
プリティーウィッチ(プリッチ)・アネモネに変身する中学二年生の少女。
悪の魔法使いが植物を元に生み出した魔獣の暴走で、踏まれてしまったピンクの花を鉢植えに移し救ったことがきっかけで、その花から現れた妖精と契約して、正義の魔法使いプリティーウィッチとなり、悪の魔法使いとの戦いに挑むことになる。
プリティーウィッチ・フローラルの主人公。
●劇中用語
アライヤ様
穂乃香の前世世界における唯一神。
神の園の支配者であり、ここに住まう者も神とする学者もいるが、アライヤ教の教義上では使徒と呼ばれている。
聖アニエス学院
穂乃香の母親も通っていた名門私立学園。
幼稚舎3年制、初等部6年制、中学高等部6年制、最高学部(大学)2~4年制を敷いている。
プリティーウィッチ・フローラル
ファンからは『プリッチ』の愛称で呼ばれているプリティーウィッチシリーズ最新作。
花を作品のテーマとしており、アネモネ、サイネリア、マーガレット、リリー、ローズの五人の少女が活躍する特撮ドラマ。
アーマードファイター
男児向け特撮ドラマ番組シリーズ。
悪の組織と戦う主人公がアーマードファイターに変身して戦う。
時に休止期間をはさみながらも半世紀も続く長寿シリーズで、基本的には一年1クールで新ファイターに主人公や番組テーマが交代していく。