プロローグ
メロスは、牧場を営んでいて、普段は笛を吹きながら、羊と戯れ、自由に生きてきた。
両親は居ない。妹と二人で暮らしている。
そんな妹も年頃で、近々結婚することが、決定した。
そのために、メロスは、買い物をするため遠く離れた地に、歩いて行った。
シクラス市。メロスの住んでる村よりも、賑やかな町だ。
行くのは、初めてではない。親友もその町に住んでいる。
友の名はセリヌンティウス。
2年前に、会った時は石工をやっていたから、多分今はめっちゃむきむきになってそう。
そんなことを考えながらシクラスに向かった。
「ひっさしぶりだなー。でも、こんなに静かなシクラス初めて見るなー。」
そう。シクラス市に、着いたは良いもの、昔の華やかで、楽しそうな雰囲気が無く、そこは閑散としたただの町になっていた。
「あ、第1村人発見!すみませぬ、なんで今日、こんなに静かなの?」
「今日に至った事じゃないわ、最近ずっとこんな感じよ」
「え、なんで?」
「詳しい事はweb...他の人に聞いてくれ。」
「うえぶ?」
「...」
意味不明な状況に迷いながらも他の人に話を聞いてみる。
「すみませぬ、なんでみんな暗い顔してるの?」
「ggrks」
「…」
よくわからない言葉が飛び交う中、ついに竹馬の友セリヌンティウスと再会したのであった。