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螺旋上の狂詩曲  作者: 枯野
螺旋狂曲
1/4

00 コトダマ

本格的に書こうとかなり前から温めていた作品です、拙い部分もありますが楽しんで頂けると幸いです

 

  00


 私の世界はいつも同じ


 時間に追いつこうとして


 時間に追い越されてしまう


 因果応報の世の中で


 螺旋の渦が私を呑みこむ


 グルグルグルと巡る世界


 息つく暇すら与えられない


 ああ、せめて感情など捨ててしまえれば


 こうも苦しまなくていいはずなのに


 螺旋の階段で独りごちる


 亡者は恨めしげに生者を呪い


 聖者は喜び勇んで地獄の業火に足を入れる


 次に私と踊るのは?


 仮面舞踏は今日も満員


 私たちは運命の隷属者


 誰も彼もが渦から逃れられない


 せめてこの両の眼が


 眩しいばかりの光を捉える事が無かったのなら


 私ももう少しは


 自分をマトモだと思えただろうに



 

世界はあまりにも億劫で

  覗き込むことすら

  とうにやめてしまった


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