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ShoTa's 苦悩

 可愛いカフェを見つけた。木で出来ていて、隠れた所にウサギやリスの置物がある。なにより、そこで淹れてくれるコーヒーが美味い。

 桜田に教えてあげたいと思った。

 でも。

『ごめんなさい。今日は予定があるの』

 彼女からの返事は、Noだった。ふと、愛内の言葉を思い出す。

〈年上の彼と付き合っているらしいよ〉

 その言葉が本当だとしたら、今日はきっと彼と会うのか……

考えすぎだと思っても、何も知らない俺は、想像するしかない。

 でも、桜田はさっきから、大きなため息ばかり吐いていた。〈ちょっと、いろいろ〉あるそうだが、教えてはくれないらしい。

『そっか。じゃ、また今度』


 そう返事を書いて、俺は机に突っ伏した。考えたって、分からない。


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