表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
あなたの打ち込んできたものはなんですか?  作者: 共作 群青の海 シエリ
第1章 相撲少年
6/32

第6話

準決勝に進んだ南中学校は昨年の優勝校である岐阜の山本中学校と対戦することになった。山本中学校は全国でも屈指の強豪校として知られ、その選手たちの実力は折り紙つきだった。南中学校のメンバーは気合を入れ直し、気持ちを一つにして挑んだ。


最初に土俵に上がったのは崇。彼はこれまでの取組で勝利を重ねてきたが、山本中学校の先鋒もまた強者だった。立ち合いから激しいぶつかり合いが始まったが、崇は相手の圧力に徐々に押され体勢を崩してしまう。なんとか反撃を試みたものの相手の技術と力に圧倒され、惜しくも敗れてしまった。


崇が土俵を下りると和人や優太は彼を迎え、肩を叩いて励ました。


次に土俵に立ったのは優太だ。彼は先ほどの取組で感じた悔しさを胸に秘め強敵に挑んだ。相手は春の大会で個人戦のチャンピオンとなった選手で、その強さは圧倒的だった。立ち合いの瞬間から優太は全力でぶつかり合い何度も必死に耐えたが、相手の攻撃を防ぎきれず、やがて土俵の外へと押し出されてしまった。


「くそ…!」


優太は土俵を下りると、悔しさを滲ませた表情で和人の方を見た。


「ごめん、和人…」

「いや、よく頑張った」


和人はその言葉に軽く首を振り、優太の肩を叩いて励ました。


先鋒の崇と中堅の優太で2敗。この時点で団体戦敗退は決定してしまったのだ。和人たち南中学3年生の夏が終わった。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ