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ゆっくり生きる〜あせりなさんな〜

作者: 武井 こらむ

あせり過ぎた、あせり過ぎていた、なんでだろう⁈

仕事か、いいや人生かもしれない。

とにかく色んな事に焦っていた、いつからなのか・・

それすら思い出せない。

だが人生の半分以上は、ただただ、毎日毎日忙しく働いていたのだ。それはその私を正当化したいだけ、でも少なくともこの国の人達の殆どが、忙しく働いている。

そう、ただただ、毎日毎日、金の為に。


大切な人が倒れて入院した。

その時に初めて私のヤバい人生に気が付いた。


金の為だけじゃない事は、絞りだしたり、正当的に考えれぱ、意味のある事になったりしてる、視点を変えればだ。でも、危うくその事に気付かずに身体が動かなくなる所だった。危な過ぎる。本当に怖過ぎる。もう恐怖映画や物語の話しではなく、現実だから、更に震える。


何の為の金なのか、何の為に疲れているのか。

今ひとつ自問自答してみた、誰の為の人生で誰の為に生きてるのか。びっくりするぐらい自分を褒めていないし、自分をわかっている筈の自分が、何一つ自分の本当の意思、そして意志では動いていないのでは、とさえ思う。

怖いのは、それを良しとして生きてる事だ。


ある有名な作家の方が言ってた話しがSNSに出ていた、若い頃、金も無いのに好きな事をしている人生を送っていたと。

それを見た私は、先ずそこにハッとした、好きな事って⁈

私の好きな事って、それは一体何⁈  忙し過ぎたのもあるが、好きな事とか、やりたい事でさえ分からなくなっていた、ただただ走るだけの人生。


そしてこの方は借金をしていて、金を返す日がせまり、どうしようかと思いながら、下を向いて歩いていたら、丁度その時、必要な金が落ちていたのだと。

えっ⁈と思った人は、沢山いるだろう。それは作り話しなのでは⁈とか。

実はこの話しが本当かどうかは問題なのではなく、私が言いたい事は、人生をどう生きるかを問うている。


生きる事の本当の意味、みんなこの「生きる事の本当の意味」と言うワードを見たり、聞いたりした事は数知れずだろう。なんとなく分かる気がすると言い、それを分かるふりをしてる場合も多々ある。

「ふり」をしている、これは、どんな時にでも・・例えば仕事の時にでも、みんなやってる事だと思う。

だが、「ふり」は、要らないのだ。


人生必ず何かの壁にぶち当たる、他人から見た時の大きい小さいはあるが、自分にとっては、いつも大きい壁なのだ。その時必ず気付く、その時でも良いから、必ず立ち止まり、本当の意味での執着を捨てる。

そして自分自身に語りかけるのだ、「あせりなさんな」

壁にモロにぶち当たった私に、妹がかけてくれた言葉だ。


焦らないで、ゆっくり丁寧に生きる事 簡単では無いようにみえるが、意外に執着を捨てれば出来る事だ、無理しない、そして焦らない。私の人生を好きなものにする事こそが、自分の心を豊かにする、心が豊であれば、自ずと好きな事が近づいてくる。


そう一度立ち止まって、大きく深呼吸をして「あせりなさんな」と唱えてみてほしい、きっと良い事が舞い込んで来る、きっとさらっと心の中に。

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