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第5話 教育の失敗。

「僕は学院を出たら、侯爵家の舵取りをしていかなくちゃいけないんだ…。」

「まあ、アヒム様、ご自分の意志ではないんでしょう?おかわいそうに。」

「ああ。小さいころから決められたことだからね。仕方ないよ。」

「・・・アヒム様…。その婚約者が入学してくるのでしょう?」

「僕が本当に愛しているのは、君だけだよ。」

「ああ!」


(…アヒム、だ?どこのアヒム?)

いや。高等部の入学式前に道に迷っていたら、回廊の柱の向こうから…面妖なことを耳にしてしまった。


まあ、いまさらですがね。驚きも発見もありません。


「僕の家より高位な家のどうしてもって言う申し出だしね。断るわけにもいかないんだ。」

「まあ…おかわいそうに。」


かわいそう?

全く、アヒムの周りの人は、かわいいだのかわいいだの、かわいそうだの…。そんなことしかいえないの??まあ、私も育児書通り、彼の言うことを肯定しまくってたけど。


育児、失敗した??


育児書通りに育ったら、自己肯定感の強い、素直で実直な子供に育つのではなかったのですか??マーサ・フレミング女史???



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