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1人の冒険者に出会った

更新が遅れてしまい申し訳ないです。

仕事が忙しいのもあり更新出来てませんでした。

妖精の村でことが起こってから数日後、俺は感覚を取り戻すために冒険者ギルドに来ていた。


ここ最近剣を握ってないなと思い俺はランクが低めの依頼をこなそうと考えていた。


朝はやはりバタバタとしていて、俺は酒場の方に来ていた。


俺は注文をすることにした。

やはり朝は軽めにいきたいので、俺はスープとパンのみにした。まぁ魔王城でも食べてきてはいるのだが、最近はよく過食をしてしまう。


まぁお金はあるから大丈夫だろうと思いながら俺はパンとスープを食べながら朝のゴタゴタが止むのを待っている。


あれから1時間くらいは経っただろうか、朝のゴタゴタは収まり、かなりの人数が捌けた。


俺は自分になにか良い依頼が無いかを受付嬢に聞く。


「あらセイヤさん!おはようございます」


「メルルさん、おはようございます」


そう挨拶をして、俺はランクが低めな依頼が無いか聞いた。


「そうですね、オークの納品とかどうでしょう?」

オークとは豚の魔物である、味が豚肉に似ている。


俺はその依頼を受けることにした。

探査魔法をしながら俺はオークが居ないか探し回る。


大抵の魔物は自分たちの縄張りがあるから、それに沿って探せばすぐに見つけられる。


大体この辺りからだろうと考えながら俺はオークを探していく。


すると小さな反応があったのでそちらに行ってみることにした。

あれは確かリナという冒険者だったはずだが、ゴブリンに苦戦していた子がなぜこの場所にいるのか。


俺はその子を止めようと声をかけようとしたらリナとオークが出会ってしまった。


オークはランク指定ではCランクの魔物だ、リナじゃ持ちこたえるのも無理だろうと思い、俺は高速移動をしてオークの首を刎ねる。


オークの首と頭が離れ血がドバドバと出ている中で俺はリナに話しかける。


「キミ自分の実力と縄張りが合ってないこと分かってる?」


「は、はい…すみませんでした」


恐らくオークの威圧感にやられてそれどころでは無いのだろう。

「キミの依頼はなんだい?」


「え?私のはゴブリンです」


「ゴブリンなら森の浅い所にいるから森の奥深くまで来ないようにね」


「はい…わかりました…」


ちょっと強く言いすぎてしまっただろうか?だがこれで人が死ぬなんてなると俺は心が折れてしまうだろうと思い迷惑かもしれないが彼女をゴブリンの所に案内することにした。


まずはオークをマジックボックスにしまって、俺とリナはゴブリンがいる所まで行くことにした。


「そういえば自己紹介がまだだったね、俺はセイヤAランク冒険者だよ」


「Aランク!すごいです!あっ私はリナって言います」


Aランクがすごいと言われ鼻が高くなるが、慢心してはダメだと言い聞かせ俺はゴブリンの所まで案内した。


俺達は木陰に隠れ、ゴブリンを指差す。

そしてリナとゴブリンを交互に指を指し倒してこいと合図する。


リナは木陰から飛び出して、ゴブリンとやり合いが始まった。

俺はその様子を見ている。

ゴブリン1体で大銅貨1枚貰えるくらいだから、1日の生活費を稼ごうとしたらゴブリンを10体は倒さないといけない。


そんなことを考えていたらリナがゴブリンを倒し終えたようで、討伐の証の耳を切っている。


そしてリナは俺のところに戻ってきた。


「セイヤさん!やりました!」


「お疲れ様」


「はい!でもあと9体は倒さないとなんです」


「ここまで来たし付き合うよ」


「はい!ありがとうございます!」

そうやり取りをして、俺はリナのためにゴブリンを探査魔法で探す。

できるだけ一対一の形にしたいので、俺は一体のゴブリンを探していた。


探しては倒してを繰り返し、10体討伐した後に俺達は冒険者ギルドに帰ることにした。


俺は後輩冒険者を育てるのもありかなと考えながら冒険者ギルドに帰ってきた。


俺はオークを出して納品完了し、リナは常設依頼のゴブリンを10体倒して銀貨1枚貰っていた。


俺達はここでバイバイをして、各自帰る場所に帰る。


俺は魔王城に、リナは宿屋に帰って行った。


俺は魔王城に帰ってきて、リリに今日あった事を話す。


「冒険者ギルドって初心者のカリキュラムってないだろ?そういうのって作ったりしないの?」


「冒険者ギルドは冒険者ギルドという1つの組織だからね、私達も意を唱えにくいんだよ」


そうだったのか、それと気になってたんだが、家名がない人が多いなと思っていた。それについて聞いてみると。


「家名を持ってるのは貴族くらいだからね、普通の人はみんな名前だけってのが多いの」


なるほど、色々と聞けたと思い、俺は今日の食事を終えて寝ることにした。

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