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召喚魔法を試そう

学園生活が始まって1日目俺は日課のランニングをしていた。朝早くというのもあって、誰にも遭遇することはなかった。


ランニングが終わり、昨日風呂に入った感覚になる魔法をかける。ふぅ〜さっぱりした。


そして寮で朝ごはんが出るらしく、俺は朝ごはんを食べることにした。朝のメニューは白パンとスープだけという質素な食事だった。


「よぉセイヤ」

そう言われてそちらを向くと、ソルトがいた。


「おうソルトおはよう」


「おう!おはよう、今日の授業楽しみだな」


「楽しみ?なにかあるのか?」


「昨日話聞いてなかったのか?召喚魔法をするんだよ」

召喚か!それは確かに聞いてないので、俺は素直に聞いてないって言った。


「なにが召喚されるか楽しみだよな、な」

そんな雑談をしながら俺たちはご飯を食べ終わり、学園に向かうことにした。


学園に到着して、教室に着いたらミレニアとソニアがこちらに来た。


「おはよう、2人とも」


「おはよう」


挨拶の返事をして授業が始まるまでは雑談に入る。

周りからの声も聞いていると無詠唱についての発言が多かった。そんな声を聞きながら相槌をうっているとチャイムがなり授業が始まった。


午前の授業は座学なので、適当に聞き流そうと思っていたらサリュ先生が入ってきて。


「午前の授業は自習になります」

そう言って教室を出ていった。何か問題が起こったのか自習と聞いてみんなラッキーと思っていた。





一方その頃、学園の教師たちが集まり会議をしていた。


「彼はとんでもないですよ、無詠唱で魔法を放つなんて、魔法学園としてはこれは取り入れて行くべきです」

そう話すのはサリュ先生である。


「いやしかし無詠唱と言っても言葉で覚える方が楽ではないですか」

そう答える教師も居る。


今この場には無詠唱派と、詠唱派の2つの派閥が出来ていた。


「ここはもう本人に来てもらって無詠唱の凄さを見せてあげるべきです学園長」


「うむ、確かにそうかもしれんな」


そうして話は一応纏まり、会議は終了した。





俺たちは自習という名前の自由行動をしていた。

本を読むものも入れば、瞑想?寝てる?者もいる。


そんな中放送がなりみんな手を止める。


「皆の者これから担任の者が帰ってくるから担任の指示に従うように」

学園長の声だった。

その声を聞きみんな椅子に座って待っているとサリュ先生がやってきた。


「みんな闘技場の場所に移動して、セイヤだけは私についてきて」


俺だけハブられて、え?となっている。

みんなは闘技場に向かいだして、みんなが移動してから数分後に俺とサリュ先生は闘技場に向かいだした。


闘技場とはコロッセオみたいなところだった。

闘技場でみんなは上にある椅子に座って待っているなか、俺は的の前に出された。


「今から彼が魔法を使うから見ていてほしい」

学園長がそう言って俺に魔法を打たせようとしていた。


「これはなにすればいいんですか?」


「セイヤはいつも通り魔法を使ってくれたらいいよ」


そう言われたので俺は無詠唱で火の槍から順番に出していく。それを見た生徒たちはざわめき出した。


「皆の者静かに!これが、無詠唱というやつじゃ」

なるほど、みんなに無詠唱を見せたかっただけかと思い直し、俺は普通に火の槍を的にぶつけた。


それを、何度も繰り返しながら俺は的を全て破壊しきった。


「ご覧の通りこの無詠唱は凄いものだ、これからはこの学園で無詠唱を取り入れていきたいと思っておる、以上」

そう学園長がいってみんな教室に戻ってきた。


今まで正しいと思っていた魔法の理論が崩されて大変だろうと思いながらも別にそんなことはなく、これからは無詠唱を取り入れていく方針になったそうだ。


そして午前の授業が終わり、食事をとってから午後の授業に入る。

午後の授業は確か召喚魔法とか言ってたなと思い少し期待しながら待っていた。


闘技場に来たら魔法陣が1つ置いてあった。

そこに行き魔力を注入すると召喚獣が呼び出されるらしい。


「はい集合!」

サリュ先生のその声を聞きみんな集まる。


「今日は召喚魔法をします、魔力を注ぐと召喚獣が現れるからその現れた召喚獣に、名前を付けたら召喚完了よ」


そういい1人ずつ召喚魔法を試している。

そして俺の出番になった。

俺は魔力を注ぎながら、テンプレならなんか強そうなやつでてくるんだろうな、と思いながら待っているとそこに出てきたのは1匹の可愛いうさぎだった。ただ角が生えている。


俺が呼び出したのは角うさぎ、だったみたいで周りはシーンとしている。

だが俺はこの角うさぎが可愛いので、この子を召喚獣にすることにした。


名前をつけようか、メスっぽいしふと思いついたのがセラフィムだったので略してセラと呼ぶことにした。


角うさぎ可愛い、、可愛いは正義そう思い俺はセラと契約することにしたのだった。


「セイヤならもっと強い召喚獣呼び出せるはずなのにどうして角うさぎ?」


「そんなの、可愛いからにきまってるからさ」

俺はそういいセラを撫でている。

可愛いなぁ鼻をピクピクさせて俺のあぐらの上にちょこんとしているのも可愛らしい。


みんなも、召喚が終わったようで、この後は魔法の練習をして解散になった。


夜になり、寮に戻った俺は夜ご飯を食べてセラと少し遊ぶことにした。

セラは元気いっぱいに走り回ってる。可愛いと思いながら俺は寝ることにした。セラも隣で寝てくれるみたいだ。

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