夢のニートライフ
初の試みです。趣味として書いていけたらいいなと思ってます。
「はぁ…」
暗い帰り道の中俺はそっとため息をついた。
「今日も仕事、明日も仕事毎日仕事三昧!嫌になってくる」
そう呟きながらも現状は変わらないだろうと思った矢先に自分の足元が急に光出した。
「なっ!なにこれ!?すげぇ光ってる!」
光は円を描くようにできており、読めない文字で描かれている。
「これってもしかして、、勇者召喚ってやつ?嫌だ!こんな歳になって勇者なんて柄じゃない!」
こんな歳と言っても彼はまだ25歳名前は高木聖也、身長は160cmと男性にしては小柄な方だ。
「やめっ!うわぁあああああ!」
そう言い残しこの世界地球から1人の人物がいなくなった。
「ここは…」
きらびやかな部屋に召喚され周りを見渡す。
周りにいるのは少人数だろうか?しかし王様に神官ぽい人重鎮らしき人にメイドまでいるなんてすごく場違い感がある。
「こほん、さて勇者よ召喚に応じ感謝する」
きらびやかな格好をしている人からそう呼びかけられた、おそらくは王様だろう。
「あ、えっと、、私はいったいなにをすれば良いのでしょう?」
こういった物語にはよくある魔王を倒せだの、異世界の知識をだのをとそういったものに当てはまるだろう。
しかし、王様から言われたのは驚きの事だった。
「いや、なにもしなくてよい」
「え?」
思わず敬語など忘れて素で反応してしまった、これは不敬罪になってしまうのだろうかなどと変なことを考えていると、神官から理由を説明された。
「神官よ理由を述べよ」
「はっ!神からの啓示によりますと、この世界は魔法を使いすぎて魔力が枯渇しておる。その魔力を使ってない惑星から供給するために勇者召喚をし、穴を開け勇者本人を繋いで魔力を供給せよ、勇者は大事な存在のためなんとしても死守せよ。とのことです。」
「勇者よ分かってくれたかな?」
なるほど、魔力というものがないから供給のために無理やり穴を開けたみたいな感じかな?そう思いながらコクコクと頷いた。
「分かってくれてなにより、それでは勇者よ今更ではあるが名を聞こう」
「高木聖也と申します」
「うむ、ではセイヤよそこにいるメイドたちはそなたの世話をしてくれるものたちである、皆よセイヤに尽くすのだ、それでは来客用の部屋に案内せよ」
こうして日々変わらないだろうと思っていた生活が急激に変化しだした、これは最初の序章にすぎなかった。