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11番目の白ウサギ  作者: 青羽
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第2話 チェシャ猫②

芋虫が水タバコを吸い、猫が空中を動き回る不思議の国(ワンダーランド)

本当に名前の通りだと納得したが、同時に疑問が浮かび上がる。


なぜ『白ウサギ』がこの世界を知らないのか。

『白ウサギ』も不思議の国(ワンダーランド)の一員のではないのか。

考えてもズキンと頭痛がするだけで何もわからなかった。


「どうしたんだい『白ウサギ』、この世界と自分との関わりについてでも悩んでるの?」

……チェシャ猫は心が読めるのだろうか。


「自分は『白ウサギ』と呼ばれているけど、不思議の国(ワンダーランド)のことがわからないんだ。知っているはずなのに…」

「そんなに頭を抱えないで、ちゃんと説明してあげるよ」


とりあえずこの森を抜けよう、というチェシャ猫の言葉に重い腰をあげ、再び森を歩き始める。


「結論からいうと、君は『白ウサギ』だけど不思議の国(ワンダーランド)の住人ではないんだ」

にやにやしながらもチェシャ猫は真面目なトーンで話し出した。

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