第6話 妹とお兄ちゃんの試合【前編】
どうも見浦ロキです。
野球の表現が難しい!一体どうすればいいんだろう?
まぁ自分なりに頑張ったので、見て行ってください。
妹の部屋
「ムフフ・・・」
私生活では出さないいやらしい笑い方をする紗苗。
「ぐふふ・・・」
そう笑いながらエイリアン君を抱きしめる。
「・・・」
でももし仮に兄のチームが勝って、しかも兄が活躍したら・・・
「・・・そんなの・・・ありえないんだから」
そう言って紗苗は布団をかぶった。昼寝はあまりしないが、布団をかぶった。
「・・・でも・・・兄が勝ったらかっこいいんだろうな!」
そして紗苗は再び笑い出した。
「ムフフフフ・・・」
そして数週間後
5月は終わりちょうどアジサイが咲く季節。
「よしゃぁぁ!いくぞぉ!」
「おぉぉぉ!」
モブキャラ(キャプテン)がそういうと残り十七人の選手も気合を入れて叫んだ。
「・・・うるさい集団だな」
そう言って解は小型の開発キッドで、超小型装置を作っていた。
「よし!一回戦は去年の予選優勝校の八つ橋高校だ!」
「あら美味しそうな名前!」
「うわぁ!なんでここに怜花がいる!」
解がそう聞くと、怜花ははすんなりと答えを出す。
「啓ちゃんにマネージャーやってって言われたから」
「あ・・・そうなの」
解は冷静になりそう答えた。するとモブたちがいきなりこう叫んだ。
「今回は学校一と言ってもいい美少女である、怜花さんがいるぞぉ!」
「おぉぉぉぉ!」
「絶対彼女に勝利をぉ!」
「おぉぉぉ!」
解は啓介の方を向いて呆れた顔をして聞いた。
「怜花連れてきたのって・・・」
「もちろん試合に勝てるよう選手の強化」
解はため息を一つついた。
そして試合
解は最初はベンチスタートだ。
「三番 キャッチャー 宮澤君」
啓介の名前が出されると、うちの学校側の観戦席から黄色い声援が聞こえる。
「頑張って!宮澤君!」
そして試合が開始された。
「・・・ストライーク!」
審判がそう言うとモブピッチャーは「よし!」と言う。
その後もその投手は相手に一点も与えないまま、チェンジとなった。
そして七回からだった。今までの相手が、二軍だったことに気づいたのは。
「おいおい!あれで二軍かよ・・・」
七回までやって得点は三対一。ここから巻き解されれば・・・負けだ。
「・・・アウト!」
七回は何とか防げたが、ピッチャーであるモブがもう限界である。
「・・・どうしよう・・・」
選手たちが頭を悩ませているときに怜花があることを提案する。
「あ・・・あの・・・」
「どうしたんだ?怜花さん?」
そう言って監督含め、選手たちが怜花に目線を移す。
「・・・昔、解くん野球やっていたんで・・・解にやらせてはどうでしょうか?・・・」
「・・・」
選手たちは唖然としていた。それを見た怜花は慌てふためく。
「あ!すいません!素人の私にはまったく・・・」
さっきの怜花の言葉を聞いた選手たちは一斉に解の方に目を移す。
「き・・・君・・・投げれるのかね?」
監督は汗をかきながら解の両肩をがっちりと掴む。
「え?えぇ・・・まぁ中一までやってましたし」
解は状況がつかめていなかった。なぜなら試合中は発明品五号と六号を使い音楽を聴いていたためである。
「よし!おい!時間を稼げ!」
「はぁい!」
キャプテン含め、すべての選手が大きな声で返事をした。
そうして、ここから連立ヶ丘高校の奇跡の勝利の方程式が生まれることはこの時の応援席の者は誰も知らない。
いいや、知っている者は一人いた。確実に・・・
いかがでしたか?
今回は前編なので次回に続きます。
次回はいつかは未定なので・・・ではでは