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発明お兄ちゃんと妹と・・・  作者: 見浦ロキ
6/8

第5話 妹と発明家の友達

どうも見浦ロキです。

野球小説になりそうで怖い・・・頑張って発明家要素を入れられるように頑張ります。

もう完全な五月に入った。そして気温も高くなってきたころのある日のことである。

「なぁ!今度お前んち言ってもいいか?」

「唐突だな・・・」

啓介が解とそんな話をしていた。

「あ!ケーくん!何話してたの?」

そこに怜花が加わる。

「あぁ!解の家に行きたいって話」

「いいなぁ~!私も行きたい!」

「まぁいいけど・・・何にもないよ?」

解はそう言うが啓介と怜花はお構いなしに話を進める。

「じゃあ今週の日曜ね!」

解の意見なしにいろいろ決まってしまった。

「・・・まぁその日は何もないからいいや」

そう言って解はスマホを取り出して、紗苗に連絡した。

妹サイド

昼休み、紗苗はすることがないので教室でスマホをいじっていた。

するとピロリンっとスマホの着信音が鳴った。

「・・・あ、お兄ちゃんからだ」

そう言って新着のメールを開く。

「なぁ紗苗?今週の日曜友達連れてきて平気か?」

「・・・」

紗苗は少し嫌そうな顔をした。兄とほぼ確定で一緒に入れる時間を邪魔されると思うと少し嫌な感じなのである。

「・・・まぁいいか」

そう言って兄に「大丈夫だよ」と連絡をした。

「・・・」

そして土曜日の夜

「・・・なぁ紗苗」

「何?」

それは夕食のことだった。紗苗がツンツンしているのはいつものことだが、今日はいつもよりツンツンが強かった。

「あの・・・何で怒っていらっしゃるんですか?」

解がそう聞くと紗苗は「別に何でもないけど」と言ってそっぽを向く。

「・・・」

「・・・」

そして無言の時間となる。

「ごちそうさま、皿洗いは今日お兄ちゃんだからね」

そう言って紗苗は自室へと向かった。

「・・・あいつって甘えるときは甘えるのになぁ?・・・変な奴」

「お・に・い・ちゃ・ん?な・ん・か・い・っ・た?」

「いいえ!何も言っていないです!」

妹が鬼のような眼をしていたためつい敬語になってしまった。

「・・・ふんだ!」

「・・・」

解も自分が食べ終わったので、紗苗と自分の皿を台所に置いた。

「・・・久しぶりに自分で洗おう」

いつもなら発明品を使うところだが、解はスポンジをもって自分で洗うことにした。

紗苗サイド

「・・・」

紗苗は昔兄にゲーセンで取ってもらった、エイリアンくんと言う、タコ型宇宙人のBigサイズぬいぐるみを抱きしめてた。

「・・・これももうボロボロだな」

そのぬいぐるみを見ると、元の紫が少し黒くなってしまっている。それに綿がしぼんでぺしゃんこになっている。

「なんでこんなのいつまでも持ってるんだろ?」

紗苗はそんなことを思いながら、ぬいぐるみに顔を埋めた。

そして日曜日

「おっす!遊びに来たぞ!」

「やっほー!紗苗ちゃん!」

「こんにちは、怜花さんと・・・」

紗苗が名前を思い出そうとすると解がやってきた。実はついさっきまで寝ていたのである。

「まぁあがれや」

そう言って二人を家に上げた。

「まぁ解、今日行きたいって言ったのは他でもない・・・」

啓介は眼鏡をクイっと上げて机を叩く。

「助っ人として野球部の試合に出てくれ!」

「だから俺は・・・」

解が断ろうとすると啓介は首を振った。

「いやいや、俺は解じゃなくて・・・紗苗ちゃんに聞いてるんだ!」

そう言って啓介は紗苗を指さす。

「え?え?」

困惑している紗苗ともう一人・・・とっても面白がっている怜花がいた。

「え!いいじゃんいいじゃん!やれば!」

「いやいや、だから俺は・・・」

「んでどうなんだい?紗苗ちゃん?いいかい?ダメかい?」

紗苗は考えた。兄が試合に出るメリットとデメリットを。

まず兄が人気者になる可能性がある。そうすれば兄がモテるかもしれない。紗苗にとってそれが一番いやなことである。

そして逆に、あまり活躍できなければ、女子生徒が寄ってこないイコールライバルが新しく生まれることはない。

「・・・えへへ・・・」

そう思うと紗苗はにやけてしまいそうになるが、持ち前のポーカーフェイスで何とかしのいだ。

「・・・まぁいいですよ・・・」

「ありがとう!紗苗ちゃん!」

そう言って啓介はすごく喜んでいた。

「おい!紗苗!何勝手に・・・」

「いいじゃんいいじゃん!」

そう言って無理やり野球部の助っ人にされた解であった。

「なんでこうなった・・・」

いかがでしたか?

発明要素入れるの大変だぁ!

次回はいつかは分かりません!

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