第2話 発明家と幼馴染
何のひねりもない二話です!どうも見浦ロキです。
夏休みって最高!ほぼ一日中小説が書けるんですもの!
まぁ他のやることもしっかりやって、頑張っていきましょう!
ではでは・・・
「・・・変態」
そう解は妹に罵声を浴びせられていた。
「・・・すいません」
解は妹の部屋で土下座をしていた。そこには兄の威厳もくそもない。
「てかなんで今日はそんなに帰ってくるの早いの?」
紗苗がそう質問すると解はこう答えた。
「今日はなんか売り上げがよく、帰っても大丈夫と言われたので・・・」
「なら連絡位は頂戴よ!」
紗苗はそう怒鳴った。が解がそのまま返した。
「いや、一応したよ?」
解がそう言うと紗苗自分のスマホを見る。
するとそこには『♥お兄ちゃん♥』と書かれたアドレスが三つほど溜まっていた。
紗苗は真っ赤にして兄に向ってこう叫んだ。
「バカァァァァァァァ!」
そう言って解をポカポカ叩いた。
「痛い・・・痛いって」
それでも紗苗はポカポカをやめない。
ポカポカは多分この後三十分は続いた。
そしてその日はなぜか二人楽しくいっぱいお話をする夕飯だった。
そして月曜日、紗苗はこの日が大嫌いだった。
その理由は学校に行きたくないからではない。それはとっても単純なことである。
「解くん!おっはよう!」
玄関前にいたのは紗苗と同じくらいの美少女だった。
この美少女の名前は堀越怜花 16歳 高校二年生
ショートヘアーに紗苗と同じくらい整った顔立ち、胸も大きく、性格も紗苗より明るい。
「よぉ!怜花もう行くか?」
「うん!あ!おーい!紗苗ちゃん!おっはよう!」
「あ!はい、おはようございます」
紗苗は少し不満げな表情をして怜花に挨拶をした。
「んじゃ行ってくる」
「ばいばい!紗苗ちゃん」
そう言って解と怜花は玄関を後にした。
「・・・」
紗苗に沈黙が続いた。いつかお兄ちゃんも彼女を作っちゃうのか。そしてその相手が昔から可愛がってもらった怜花だと思うと心が痛む。
「・・・あれ?何で私泣いているんだろ?」
そんなことを考えていると無意識の内に涙を流していた。
「お兄ちゃんと離れたくない・・・ずっと一緒にこの家に居たい!」
ポロポロと涙をこぼして泣いていた。そして紗苗が泣き止んだのはちょうど学校に行く時間と同じだった。
「・・・私じゃダメなのかな?」
そう言って紗苗は家を出た。
兄サイド 学校
解はいつものようにHRは寝て過ごしていた。そのため大事な情報は一切頭に入らないが掲示板を見るので関係ない。
HRが終わるとある生徒が歩み寄る。それはだいたい怜花かマブダチである啓介である。
宮澤啓介 16歳 高校二年生
解の幼稚園からの友達である。中学校2年生で一回引っ越してしまったが、偶然高校が同じでだいたいは一緒にいる。
学年トップ10に入るほどの頭の持ち主で、しかも野球部の期待の星である。
「なぁ解!聞いてくれよ・・・部員が減ってきて今年は大会に出れなそうだよ!」
ここ連立ヶ丘高校は野球チームはあるがだいたいは一回戦負けである。
「んで?俺に何用だ?」
解がそう言うと啓介はニヤリと笑い、かけている眼鏡をクイッと上げてこう言った。
「野球部に入ってくんない?」
「断る!」
それは刹那であった。
「まぁ正直入ってもいいんだが、バイトもあるしそれに何より・・・」
解がそう言うと啓介は分かっていたかのようにこう答える。
「妹の紗苗ちゃんが許してくれないよな?」
「まぁね」
啓介は少し落ち込んでいたが、笑顔で解に言う。
「まぁ入りたくなったらいつでも行ってくれよ!」
そう言って解のもとを離れた。そして怜花はと言うと・・・
「ねぇ解!宿題写させて!」
「お前はいい加減にしろ!」
そう言って彼女の頭をコツンっとチョップした。
最後まで読んでいただき本当にありがとうございます!
完結しないようにいい感じにまとめますんで今後もよろしくお願いします!
ではではまた次回・・・