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Good End
川に飛び込んだ母狐を見た瞬間、子狐の力は抜けてしまった。
流れの速い川にどこまでも流されていく子狐
意識が戻った子狐は見たことのない景色だった
寒さで体が凍えるな中なんとか岸に這い上がる
子狐は身動きひとつ出来なかった
「おかーさん・・・」
―――――――――
「なんかいるよ~」
子供達が子狐の周りを囲む
「びしょびしょだよ。これあげる」
子狐にタオルをかける子供
「給食の残ったパン食べるかな?」
パンを子狐の前に置く子供
食べれそうな匂いがする
子狐は力を振り絞りパンをかじった
「あっ食べたよ~ 元気になってね」
温かい布に包まれて子狐は眠った
―――――――――
体が動くようになった子狐は走り出した
川の上流に向かって
母に教わったエサの取り方も少しできるようになった
しゅっと行ってぱっ
変わった景色を抜け森に入る
あっ懐かしいにおいがする
「ぼうや!! ぼうや!!」
向こうから一生懸命走る母狐
子狐も残った力を使い切るように走った
「おかーさん おかーさん」
再会した狐の親子はとても嬉しそうだった
―――――――――
近くの山には仲のよい狐の親子が住んでいる・・・
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