『最後の最後まで君の味方でいたいから』
最初は憧れ。
話した時からすごいと思った、君の事。
だから、君みたいな人になりたいって思った。
いつも困ったら助けてくれた。
手を差し伸べてくれた。
それが嬉しかった。
憧れなんて単純な事でその人を美化す。
それでいいんだと思った。
なに事も単純に受け止めれば、線は越さないから。
良いところばかり見て、悪い所は目を瞑った。
見なければ、君は美しいままでいる。
憧れた、大好きな君でいてくれる。
特別に思われなくたって構わない。
同じラインの上に立てるなら。
例え、仲間が君を汚しても、悪い所ばかり見つけて後ろ指差したりしても。
それでも私は、君の最後の味方でいると決めたんだ。
どんなに君が悪者にされたって、憎まれたって私は染まらない。
やりたい事を貫き通す為なら、悪者にだってなればいい。
誰も良い人なんていない。
それが現実だ。
良い人であり続けたいと思うなら、多少のずる賢さは必要だ。
大好きな者達には、背中を押してアドバイスしてくれる君でいい。
出来ない者達には、見向きもしなくていい。
でも、見下さないで。
どっちにも好かれたいなんて傲慢だ。
皆が君をどう言おうが、気にしないで。
君には味方がいるんだって事、忘れないで欲しい。
これは私の我儘だ。
だから、そのままの君でいてほしい。
変わらないで。
力にならないほんの小さな支えにしかならないけれど。
私には想う事しか今は出来ない。
いつか君と同じ舞台に立って、同じ景色を見たい。
それが私の夢だ。
私が頑張れば君の為になる。
君に「ありがとう」と言って貰えるだけで良い。
頑張って得た力は大きな武器になる。
一人の支えは前を向かせる。
誰にも気づかれない花はただの芽だ。
でも、その芽は綺麗な花を咲かせるのよ。
「綺麗だね」って笑んでくれる誰かがいるから、咲く前に枯れたりなんてしない。
見てくれる人がいると知っているから。
誰にも振り向かれなくても、世界が灰色のままであっても、君を見つけてみせる。
1度抱いた憧れは偉大だから。
何物にも変えがたい信じた想い。
だから、あたしは君が堕ちないようにずっと支えるよ。
いつか、この想いをあなたに伝える。
それまでは――・・・・・・