エピローグ
士郎達が依頼を解決してから三日後、士郎が捨て去り探偵事務所に行くと、福寿に待っているように言われた。そして、程無く来客があった。福寿が言うには、この時間に依頼人に来るように言っておいたそうだ。だから来客が先日の依頼人である、折笠礼二である事は、士郎にも分かった事だ。
だから福寿は士郎にお茶の準備をするように言うと捨て去り探偵事務所の入口まで行って礼二を迎え入れるのだった。それから入口脇の対面式ソファーに腰を掛ける福寿と礼二、そして士郎がお茶を持って行くと、福寿は隣に座るように言うのだった。
士郎が座った事で話が出来る状態になったのだろう。礼二は真っ先に二人に向かって頭を下げると、まずは礼を述べるのだった。
「警察の方から聞きました。今回の件、お二人のおかげで彩乃を見つけてやる事が出来ました。心から感謝をしてます」
そんな言葉を口にした礼二に向かって福寿は淡々と言葉を紡ぐのだった。
「いえ、今回の件は、あなたからの依頼によって始まった事です。私達は依頼を遂行しただけの事、礼を言わなくても良いです。私達は私達の仕事をしたまでですから」
福寿はいつもの無表情で、そんな言葉を口にした。すると、福寿の言葉を聞いた礼二は懐から少し厚みがある封筒を取り出すと、テーブルの上に置いてから福寿に差し出すのだった。
「契約の時に話した依頼料です」
「見た感じでは少し多いように見受けられますが?」
封筒を見て、そんな言葉を発した福寿。まあ、確かに中の金額を確かめたワケではないのだが、福寿には封筒の厚さから大体の金額が分かったのだろう。だから、そんな言葉を口にしたのだ。けど、礼二は受け取って欲しいとばかりに言葉を発するのだった。
「はい、少しですが、感謝の意を込めております。どうか、お納め下さい」
「分かりました」
礼二の言葉を聞いて、素直に封筒を受け取って袂に入れる福寿。一方の礼二は再び頭を垂れると両手で額を支えるのだった。まあ、それも仕方ないだろう。なにしろ、今回の件は彩乃の死という形で幕を引く事になった。それは捜査をしていた士郎達でもやり切れない気持ちにさせたのだ。だから、今回の件で一番傷ついているのは依頼人であり、父親でもある礼二だという事が士郎にもはっきりと分かった。
そんな礼二に向かって福寿は報告を始めようとする。
「それでは、今回の依頼について、こちらで調べた事を報告させて頂きます。ですが、その前に確認をしていただきます。依頼を受けた時にも申し上げましたが、今回の依頼内容と調査内容にについて私達は非公開に徹します。なので、私達から今回の依頼について漏れた時には、私達を訴えてもらって構いません。それはこちらの契約違反ですから、ご自由になさってください。それを踏まえた上で、今回の依頼はあなただけに報告をさせて頂きます。そこはご理解を頂けたでしょうか」
「はい、分っています」
「では、今回の調査で分かった事を報告させて頂きます」
それから福寿は捜査内容を含め、残留思念で見て、聞いてきた、彩乃の本心を捜査に基づく結果として礼二に話した。まあ、実際に彩乃の本心を聞いたなんて言っても、信じてくれないのは当然の事だろう。だから、福寿は捜査で分かった事で推測、という形で彩乃の本心を礼二に告げるのだった。
そんな福寿の報告を顔を伏せながら黙って聞き続ける礼二。士郎には、そんな礼二の姿が痛々しく見えた。けど、それを表には出すわけにはいかないと士郎は気分を引き締めるのだった。なにしろ、こんな形で依頼が終わったのだ。ここで捜査に当たった士郎が礼二に同情の視線を送る事なんて許されはしないし、やってはいけない事だ。
あくまでも、士郎も捨て去り探偵事務所の一員として、最後まで第三者の立場を貫かねばならないのだ。だからこそ、士郎も福寿の報告を耳にしながら、平静を装いながら礼二を見詰めるのだった。
そして、福寿の報告が終わりに近づいた時だった。全てを話した福寿は、最後に、こんな言葉を付け加えてきた。
「以上が私達が調査した過程で分かった事です。既にお聞き及びの事だと思いますが、彩乃さんを殺した犯人は逮捕、確実な証拠が上がったので有罪は確定でしょう。こんな事しか言えませんが、心からお悔やみ申し上げます。ですが、犯人を刑務所に送る事で、少しは彩乃さんの弔いとなれば良いと思っております。ですから、悲しみ続けないで下さい。彩乃さんとの想い出は楽しいものだけにしておいてください。私から言えるのは、それだけです」
そんな言葉を口にすると福寿は捜査ファイルを閉じるのだった。これで報告は終わった、後は礼二の気持ち次第なのかもしれない。けど、だからこそ、士郎には、もう何も出来ないと分かった。そう、全ては終わった事なのだ。既に取り返しが付かない事になっている。今更になって掛ける言葉なんて、士郎には見付からなかった。
けれども、最後に福寿が口にしたのは本当の出来事だった。あれから松枝は強姦殺人の容疑で逮捕。折笠彩乃の遺体に被さっていたシャツ、ならびに遺体に刺さっていたナイフ。および、司法解剖の結果。松枝のDNA鑑定がされて、全てから松枝のDNAが一致した事により、検察は一気に訴訟へと持っていった。
当の松枝哲也は無罪を主張しているが、これだけの証拠が揃っているのだ、言い逃れは出来ないだろう。松枝にしてみれば、あんなところに死体を捨てたのに、それが発見されるとは思ってもいなかった事みたいだ。
けど、士郎達は残留思念を追い続ける事で、しっかりと松枝の犯行現場を見る事が出来た。そして、証拠を残した事もしっかりと確認が出来た。もっとも、士郎にとっては最初の事件だったから、そこまでの事はしっかりと覚えてはいないが、福寿はしっかり把握しており、高杉警部を通じて、短期間で逮捕、訴訟へと発展した。つまり、福寿がしっかりと松枝が残した証拠を目にし耳にしたからこそ、時間を掛けずに訴訟にまで持っていけたのだ。
何にしても、今回の事件を公に出来たのは士郎達が動いたからだ。もし、今回の依頼が無ければ、今でも彩乃の遺体は川に浸かっており、礼二も不安で心が落ち着かなかっただろう。だが、彩乃は遺体という形だが見付かり、礼二も犯人が逮捕、ほぼ有罪が確定している事実を知る事で区切りを付ける事が出来るだろう。
だからこそ、福寿は最後に言ったのだ。悲しみ続けないでと、楽しい想い出だけを持っていてと。悲しい想い出は、時間と共に流してしまえば良い。そんな意味を含んだ言葉だったのだろう。そして、そんな福寿の気持ちが込められた言葉はしっかりと礼二にも届いたようだ。
礼二はハンカチを取り出すと目に当てて、涙を染み込ませると鼻をすすった。それから礼二は顔を上げて、福寿と士郎を見詰めると、再び頭を下げて言うのだった。
「犯人が逮捕される切っ掛けになったのも、あなた方のおかげだと聞いております。ですから、本当にありがとうございました。確かに、今は悲しくて、心の整理が付きませんが、心の整理が付いたら、またお礼に来たいと思います」
そんな言葉を発してきた礼二に福寿は意外な言葉を口にするのだった。
「いいえ、もう二度と、ここには来ない方が良いでしょう。ここは、そういう所です。ですから、心の整理が付いても、ここには来ないでください。そうする事で、全てが終わりに出来るのですから。だから、ここに捨てて行ってください」
そんな言葉を発した後にお茶を口にする福寿。一方の礼二は福寿が発した言葉の意味が分からなかったみたいで、少しキョトンとした顔をしている。そんな礼二に向かって士郎は自然と言葉を発するのだった。
「えっと、こんな形で終わりになってしまいましたけど、これで終わりにする事が出来たんです。だから、後で戻る必要は無いと思います。後は、彩乃さんを弔いながら生き続ければ良いと思うんです。だから、ここに戻る必要なんてないんです。明日を生きるために」
そんな士郎の言葉を聞いた礼二が、ここに来てから初めて微笑を見せた。どうやら、士郎の言葉で少しは気が楽になったみたいだ。それに、福寿が言った意味も分かったような気がしたのだろう。だからこそ、礼二は改めて二人に向かって頭を下げるのだった。
「分かりました、そして、ありがとうございます。今回の事、ここに依頼が出来てよかったと思います。あなた達のおかげで彩乃の本心が分かったような気がします。それに、あなた達のおかげで彩乃を見つける事が出来た。本当に感謝してます。だから、もう、ここには来ない事にします。これからも彩乃と一緒に生き続けるために」
そんな言葉を言い終えた礼二が頭を上げると、隣に置いてあった荷物を手にする。すると福寿が士郎にどくように言うと、士郎は立ち上がり、少し奥に移動すると福寿も士郎の隣に立つのだった。そして礼二は、捨て去り探偵事務所のドアを前にして、上半身だけを振り返ると、軽く頭を下げて言うのだった。
「本当に、ありがとうございました」
そんな言葉を残して礼二は捨て去り探偵事務所のドアを潜り、ドアは静かな音を立てて閉まるのだった。
「あっ」
そんな礼二が去った後、そこには残っていた。そう、礼二の残留思念が。そんな礼二の残留思念を見た士郎が福寿に尋ねようとするが、福寿はさっさと奥に戻っていく。福寿は戻りながらも士郎に向かって言うのだった。
「その、青の残留思念は君だけでみたまえ。それを見れば、ここが何で『捨て去り探偵事務所』という名前になっているのかが分かるだろうからね」
「本当に俺だけで見て良いのか?」
「もちろんだとも、それに、これからは、それを見る事も君の仕事だ。だから、さっさと見てしまいたまえ」
そんな福寿の言葉を聞いた士郎は少しだけ疑問に思いながらも、福寿が礼二の残した残留思念を見て良い、というよりも、見ろと言っているのだ。だから、士郎は、とりあえず、礼二が残した青の残留思念と向き合い。初めて一人で残留思念に触れるのだった。
そして士郎は残留思念に入った。そこは先程までと同じく捨て去り探偵事務所。まあ、そこに置き去りにした想い出だからと当然と言えば当然だ。そして礼二は捨て去り探偵事務所のドアを前にして思ったようだ。その事が強制的に士郎に聞かされる。
『彩乃、すまない。父さんが、もっと、お前の事を理解しようとしてたら……こんな事にはならなかったのにな。父さんも、母さんも、もっとお前を理解すべきだったんだ。けど、それが出来なかった。父さん達は……親失格だ。でも、出来る事なら』
そんな事を思った礼二が振り返り、士郎達に向かって最後の礼を述べるのだった。そして礼二は捨て去り探偵事務所のドアを開ける。
『もう遅いかもしれないけど、父さん達をお前の両親でいさせてくれ。これからは弔い続けるから、ずっと思い続けるから、理解する努力を続けるから。だから、これからも親子でいよう。今度こそ、父さん達はお前の両親でいらえるようにするから。だから……本当にすまなかった』
礼二が捨て去り探偵事務所から出ると、今までの光景が一気に遠ざかり、白い虚空へと消えていく。そして、士郎は残留思念から戻ると、当然のように捨て去り探偵事務所のドアが目の前にあった。
そんな士郎が少し悲しげな声で奥に居る福寿に話し掛けるのだった。
「あの人、何か、凄く後悔しているようだった。彩乃の本心に気付けなかった事を、彩乃の気持ちを理解してあげられなかった事を。まるで、これからは彩乃の気持ちが分かるようになるみたいな……そんな気持ちになっていた」
そんな言葉を口にしながら福寿が居る奥に入る士郎。そんな士郎に向かって福寿はファイルが並んでいる棚から一つのファイルを見ながら士郎に向かって会話を続けるのだった。
「青の残留思念は、悲しみ、後悔、哀しさ、寂しさ、悲哀を感じた時に残す残留思念なのさ」
「だから後悔と悲しみの本心が聞こえたのか。けど、最後には、全てを受け止めて、また、歩き出そうと、そんな気持ちになったみたいだ」
「故に、ここは『捨て去り探偵事務所』なのさ。それにしても、最後に君が言った言葉はしっかりと的を射ていたのには驚いたよ。まあ、今になって思えば少し恥かしいだろうけどね。まさか『明日に生きるために』なんて言うとは思わなかったよ」
「って、そんな事はどうでも良い事だろう」
福寿にからかわれるように言われて、士郎は自分でも少し恥かしい言葉だと思ってしまった。けど、その言葉を聞いたからこそ、礼二は明日に向かって歩み始めたのも事実である。だからこそ、士郎は、その言葉が冷静になった今では恥かしいと思いながらも、言ってよかったと思ったようだ。
だからか、士郎は照れ隠しをするかのように、自分のデスクに少しもたれ掛かりながら、福寿に尋ねるのだった。
「それで、何で、ここが『捨て去り探偵事務所』なんだ?」
「今になって、その質問かい。既に分っていると思ったんだがね」
「そっちから余計な事を言ってお茶を濁してきたんだろう」
「ふふふ、まあ、そういう事にしておいてあげるよ」
「そうもこうも、それしかねえだろ」
少しだけ不機嫌な声で福寿に向かって言葉を放つ士郎。そのまま士郎は福寿の方に顔を向けるが、福寿は未だにファイルを見ながら答えてきた。
「どんな依頼であれ、依頼を解決した後には依頼人は必ず、ここに残留思念を残して行く。それは私達の依頼が完了した事により、依頼人の心が区切りを付けて、また次に進めるようになったためさ。まあ、君の言葉を借りれば、明日を生きられるようになったからこそ、余計な物は、ここに捨て去って行く。今回の場合なら、彩乃に対する後悔と懺悔だろうね。それをここに捨て去る事で、折笠礼二は明日に生きられるのさ」
「そっか、依頼なんて困ったり、迷ったりしてるから依頼してくるんだろう。俺達が、その依頼を完了する事で、依頼人は心に区切りが付けられる。もう困ったり、迷ったり……後悔する事はないって事か」
「まあ、すぐには忘れられないから、依頼が終わっても依頼人の心には少しだけ残るが、それはほんの少しだけ。ほとんどをここを出る時に捨て去っていくのさ。どんな事でも、区切りを付ける事で想い出に変わる。だから私達のやるべき事は依頼を想い出に変えて、ここに捨て去って行けるようにしてあげる事でもあるのさ」
「それで『捨て去り探偵事務所』なんだな」
ようやく捨て去り探偵事務所の名前が意味している事を知った士郎。そう考えてみると、確かにここは捨て去り探偵事務所という言葉が似合っているように思えた。
そう、ここでの依頼は全て想い出に変わる。だが、想い出の全てを持ちきれるワケでは無いし、中には早く忘れたり、気分を切り替えるために、想い出を薄めた方が良い場合もある。どんな依頼であれ、それは変わらない。だからこそ、余計な想い出を捨て去るために、置き去りの想い出にするために、依頼人はここに想い出を捨て去って行くのである。そして、そんな想い出を捨てさせる事も士郎達の仕事なのだ。
依頼を遂行するだけが、ここでの仕事ではない。ここでは、余計な想い出を置き去りに出来るようにするのも大事な仕事なのだ。士郎は改めて、ここでの仕事を実感するのだった。
だからと言って、これで全てが終わったワケではなかった。なにしろ、今では士郎は福寿の助手だ。助手には助手の仕事があるというものだ。だからこそ、福寿はあるファイルを士郎のデスク向かって放り投げると自分は自分のデスクに座るのだった。
投げられたファイルを見る士郎。そこには依頼記録と今年の年数が書いてあった背表紙を士郎は目にする。そんなファイルを士郎が手に取る前に、福寿からやるべき事を言われた。
「そのファイルを参考にしながら今回の依頼記録をしておきたまえ」
「って! 俺が書くのかよ?」
「当然だ。なにしろ、君は私の助手だからね。それに雑務は君の仕事だ。なにしろ、今回の依頼人が残した残留思念を見たのは君だけだ。だから君意外に依頼の全てを記録できる者はいないのさ」
「そのために、俺一人で、さっきの残留思念を見せたのか」
「その通りさ、さあ、やるべき事が分かったのなら、さっさと始めたまえ。そのための機材は用意してあるのだから」
「最初っから、そのつもりでパソコンを用意してやがったな」
士郎が、そんな事を呟くと、モニターの向こうに居る福寿から軽い笑い声が聞こえてきた。どうやら、士郎が思ったとおりに、最初から、このために士郎に仕事用のパソコンを用意しておいたようだ。
だが、これも仕事のうちなのも間違いは無い。だからこそ、士郎はパソコンの電源を入れると素直にファイルを見ながらも、どんな風に書けば良いのかを考えてから、今回の依頼報告を作成するのだった。
これが、自分事、思川士郎が最初にこなした依頼である。まあ、こなしたと言えるとは分からないが、少しは福寿の力になれたと自負してはいるのだ。確かに初めての事だらけで、戸惑ったり、迷ったり、怒った事もあった。でも、その全てが経験となり、この先に活かして行けたらと思っているのも確かだった。
これから先、どんな依頼が来るかは分からないが、これからも依頼を遂行して行きたいと思う。それは依頼人だけではなく、福寿の力になれるように、自分がもっと強さを身に付けられるように。これからも経験を積んで行きたいと思った。
なにはともあれ、これが福寿との出会いであり、最初に行った依頼である。そして、ここに至るまでの経緯で後悔したり、悔やんだりはしていない。むしろ、この捨て去り探偵事務所と出会えた事をよかったと思っている。
切っ掛けは福寿との出会い、でも、自分の道は自分で決める事が出来た。だからこそ、最初の依頼も福寿と一緒に遂行が出来たのだと思う。結末としては悲しい結末と言えるだろうが、自分達の働きで、自分達だけではなく、礼二の心も、そして彩乃の魂も救う事が出来たと思っている。
それは自分の働きを過大評価にしているのかもしれない。けど、礼二が捨て去った想い出を見て、確信する事が出来た。少なくとも、自分達の働きで誰かの心を助ける事が出来る。それが生者でも死者でも、誰かの救いになる。そして、誰かの救いになるのなら、自分も探偵としての道を選ぶだろう。
それが誰かの救済になり、自分の贖罪になるのなら。だから、これからも、ここで頑張って行こうと心の底から思う事が出来たのを……少し嬉しく思ったのも確かだった。
以上で、紅の出会いから始まった依頼を終える事にする。せめて、今回の依頼で傷ついた人達が早く癒される事を祈りながら。
記録 思川士郎
さてさて、そんな訳で、一冊になるほどの量を一気に上げさせてもらいました~。まあ、その理由としては……ミステリー大賞に応募をするため。まあ、実質的な事は七月から始まるんですけどね。ちと、他にも集中したいから、とっとと上げてみました~。
さてさて、如何でしたでしょうか。コンセプトとしては、謎を解かないミステリー、推理しないミステリーとも言えますね。まあ、その代わりに事件現場を見るのと同じですからね~。正に、現場を見てきたように、なのですよ。
さてさて、断罪の日は推理をさせるミステリーとして書きましたが、置き去りの想い出は、そのまったく逆のコンセプトとして書いてみました~。まあ、読者も一緒に事件を見て行く……って感じですかね。何にしても、そんな風に読んでもらえたらな~、とか思っております。
まあ、そんな作品に関する事はここまでにして、この下にランキングの投票となるバナーがあるので、面白いと思った方はポチッと押しておいてくださいな。皆さんの清き一票をお待ちしております(笑)
さてさて、長くなってきたので、そろそろ締めさせてもらいますね。
ではでは、ここまで読んでくださり、ありがとうございました。そして、他の作品もよろしくお願いします。更に評価感想もお待ちしております。
以上、さまざまな淡い期待を抱く葵夢幻でした(笑)