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第4話「関係ない。関係ないんだけど」


 ダンジョン中層、三日目。


 やばい。拾うものがなくなってきた。


 ここ数時間ズズズしてるけど、めぼしい落とし物が全然見つからない。


 アイも一生懸命探してくれてるんだけど、持ってくるのが石ころとか苔とか、そんなのばっかりになってきた。


 おまえの気持ちは嬉しいんだけどな。苔は要らないんだ。


 パカパカッ(ありがとう、でも要らない)。


 アイがぷるん(えー)。


 しかたない。中層は拾い尽くした。


 もっといいものが欲しい。もっと強い武器。もっとすごい魔導石。もっとでかい魔石。


 どこにあるかって?


 ——下だろうな。


 下層。


 冒険者だった頃の記憶では、中層と下層の間に、でっかい吹き抜けの縦穴がある。そこに鎖の吊り橋が架かっていて、人間はそれを渡って降りる。


 下層に行く冒険者はBランク以上。それ未満の奴が行くと、まず帰ってこない。


 俺はBランクだったから、行ったことはある。人間のときは。


 でも宝箱としては——初めてだ。


 落とし物のレベルも、下層なら全然違うはずだ。


 上等な武器。高位の魔導石。希少な魔石。


 全部、俺の糧になる。


 問題は——下層の魔物も強いってこと。


 オーク。リザードマン。場所によってはワイバーンもいる。


 今の俺で、大丈夫か?



 えーっと、収納の中身を確認しよう。


 片手剣。短剣。折れた杖。矢。矢じり。盾の破片。鉄の胸当て。魔導石。魔石の欠片が五個。ポーション。前世の装備一式。冒険者プレート。



 それから、これまで覚えた技術。


 剣術の基本。中級の火魔法。弓の照準感覚。盾の受け流し。



 うん、三日前の俺とは別箱だ。


 いける。たぶん。


 ズズズ。


 アイを収納に入れて、下層に向かう。



 ◇



 縦穴に着いた。


 でかい。直径は二十メートルくらいあるぞ、これ。


 真ん中に錆びた鎖の吊り橋が架かっている。


 下は——暗くて見えない。冷たい風が吹き上げてくる。


 吊り橋の幅は人間一人分。宝箱でも通れなくはない。


 でも、吊り橋って揺れるよな。


 ズズズ移動は、足で踏ん張れない。


 揺れたらどうなるか。


 転がる。


 落ちる。


 もしも落ちてしまったら……。


 底が見えない穴に、金色の宝箱が蓋をパカパカさせながら落ちていく、俺。


 ……想像しただけで、蓋がガタガタする。


 うむ、だったら別の方法だ。


 壁を見てみよう。


 縦穴の内壁はゴツゴツした岩肌で、ところどころ出っ張りがあるな。


 擬態で壁の岩に化けて、粘着力で壁にくっついてみるってのはどうだ?


 ミミックには粘着力がある。もともと宝箱として床とか台にくっついて待ち伏せするための機能だ。箱の底面に、微かな吸着がある。


 これ、壁にも使えるんじゃないか?


 やってみよう。


 擬態——岩。


 壁に——ぺちょん。


 おっ、くっついた。


 よしよし。ここからゆっくり、壁を伝って降りていくぞ。


 ズ……ズ……ズ……。


 壁ズズズだ。超スロー。


 蓋が下を向いてるから、パカパカすると中身が落ちそうで怖い。我慢だ、我慢。


 ちなみにアイは収納の中にいる。入りたがってたし、ちょうどよかった。


 三十分くらいかけて、じりじり降りた。


 着地——ズズッ。よし、転がらなかったぞ。




 ◇




 下層に降り立った。


 おお。


 空気が全然違う。


 中層より暗い。そして——魔力が濃い。箱全体がぴりぴりする。


 これ、冒険者だった頃にも感じてた。強い魔物がいるときの、あの空気だ。


 人間のときはパーティで来てた。一人で来たことはない。


 今は一箱。いや、アイが中にいるから、一箱と一匹か。心強いような心強くないような。


 通路の天井が高いな。


 あれ、壁に光る鉱石が埋まっているぞ?


 蛍光色の薄い光を放っている。


 ……あっ、これ知ってる。魔導鉱石の原石だ。


 磨けば魔導石になるやつ。市場に出回ると、けっこういい値段がつく。


 こいつを収納したらどうなる?


 壁に近づいて、出っ張っている鉱石に蓋をかぶせるように押し当てる。


〝入れ〟


 パキッ。


 壁から剥がれて、収納に吸い込まれた。


 情報が流れ込んでくる。


 蓋の裏がぼんやり光った。普段の一行表示じゃない。枠つきだ。

 

 ──────────────────

 〝収納〟── 希少素材検知

  魔導鉱石(原石)

  属性:無属性

  純度:高

  

  研磨角により属性変化

  A面研磨 → 火属性

  B面研磨 → 氷属性

  C面研磨 → 雷属性

  

  * 原石状態での使用可能

 ──────────────────


 おお。枠つきの表示、初めて見たぞ!

 希少素材……ってことは、こいつはレア扱いなのか!


 研磨角っていうのは、おそらく研磨の角度のことだろう。磨く面によって、この石をの属性が変わるらしい。面白いアイテムだな。


 ただ、俺に研磨する手段はない。だって、手とかないし。


 でも、原石のまま魔力として使えるんじゃないか。無属性の、純粋な魔力の塊として。


 やってみるか。


 蓋を前方に向けて——魔導鉱石を、撃つ!


 パカンッ!


 白い光の弾が飛んだ。


 火の赤でも氷の青でもない。白い光だ。


 ドゴオッ!


 壁に——穴が開いた。直径一メートルくらいの穴。


 ……え、すご。


 中級火魔法の比じゃないぞ。


 しかもこの鉱石、下層の壁にいくらでも埋まってる。


 これ……弾が無限じゃないか!?


 ……下層、来てよかった。


 パカッ。



 ◇



 調子に乗って下層を探索してみたら、落とし物の質が格段に上がった。


 人間のときは仲間がいたから別に拾う必要もなかったし、戦闘に集中してて足元なんか見てなかった。


 でも……宝箱目線で通路を這うように進むと、壁の窪みとか岩の隙間に、いいものがゴロゴロしてるんだよな。


 まず銀の長剣を見つけた。


 収納。


 蓋の裏にさらっと表示された。


〝収納〟:銀の長剣(魔力付与)── 格納完了


 入れた瞬間、魔力を刃に乗せて斬る技術が流れ込んできた。剣術の精度がぐんと上がった気がする。


 次に、氷属性の魔導石。


〝収納〟:魔導石・氷(中位)── 格納完了


 中級氷魔法が頭に入ってきた。これで、火と氷の二属性が使えるぞ!


 上級ポーションも。


〝収納〟:上級ポーション ── 格納完了


 中層のやつとは、回復量が段違いだ。収納すれば劣化しないから、非常時の保険として最高だ。


 順調順調。どんどん行くぞ——


 おっ。


 通路の岩の隙間に、小さな金属片がキラッと光ってる。


 拾ってみる。


 収納——した瞬間、蓋の裏がバチッと青白く光った。


 枠つき。しかも……さっきの魔導鉱石より、表示が明るい!?


 ──────────────────

〝収納〟── 希少素材検知

  アダマンタイト(欠片)

  分類:超硬質金属

  等級:最上位素材

  

  効果:外殻硬度 ── 大幅上昇

  

  * 素材特性を自動適用しました

 ──────────────────



 自動適用って何だよ。勝手にやるな。


 ……って思ったけど、収納した瞬間、箱全体の硬度が跳ね上がった。


 おいおい。


 試しに壁に体当たりしてみた。


 壁のほうが凹んだ。俺の角は無傷。


 ……宝箱が、壁より硬い。


 どういうことだよ。




 ◇




 いい気分で探索していたけど、そろそろ戻るか。


 下層の奥のほうから、たまに重い足音が響いてくる。オークか、もっとでかいやつか。


 今の俺なら戦えなくはないと思うけど、わざわざ突っ込む理由もない。


 落とし物だけもらって、帰ろう。


 縦穴を壁ズズズで登って、中層に帰還。


 アイを出す。


 ぽよん。


 長く入れてたから、またちょっと大きくなってる。もうスイカくらいだな。


 アイがぷるんと嬉しそうに箱の周りをぐるぐる回ってる。


 よしよし。


 ……って、よしよしってなんだ俺。


 まあいいか。


 さて、いつもの寝床に——



 そのとき。


 音が聞こえた。


 金属がぶつかる音、怒号、それと——悲鳴。


 戦闘だ。


 中層ではよくあることだ。冒険者と魔物の戦い。


 ただ——今回は悲鳴のほうが多い。


 しかもその悲鳴、人間の声じゃない。


 甲高い、小さい、魔物の声だ。


 でも、まー……関係ない。


 俺には、関係ない。


 よし、ここは通り過ぎよう。


 ズズズ。


 通路の角を曲がったら——見えた。




 ◇




 中層にたまにある、天然の広間みたいな場所だ。


 そこで——


 冒険者が四人いる。


 装備がいい。動きも手慣れてる。連携も取れてる。Bランクだな、ありゃ強い。


 で、その四人に追い詰められてるのが——


 ゴブリンだ。


 五匹——いや、六匹。


 壁際に追い詰められてる。逃げ場がない。


 小さい、人間の子供くらい。緑色の肌で、粗末な布を巻いただけ。


 武器は——木の棒。一匹は素手。


 弱い。見るまでもない。


 冒険者四人に対してゴブリン六匹。数は多いけど、戦力差が絶望的だ。


 木の棒で、鋼鉄の鎧は斬れない。


 冒険者だった頃の俺なら、ゴブリンなんて一振りで全部終わりだ。


 ——実際、何度もやった。


 ゴブリン討伐。銅貨三枚。駆け出しの頃の定番クエスト。



 剣士がゴブリンの一匹に斬りかかった。


 ゴブリンが木の棒で受けようとする。


 バキッ。


 折れた。


 そのまま剣の腹で殴り飛ばされた。


 壁に叩きつけられて、ずるずると崩れ落ちた。


 動かない。


「よっしゃ、一匹!」


 剣士が笑ってる。


「弱えなー。経験値にもなんねえけど、数でカバーだな」


「おい、逃がすなよ。全部仕留めろ」


「わかってる」


 残りの五匹が壁際でかたまってる。


 震えてる。


 でも——一匹だけ、前に出てる奴がいた。


 一番大きいやつだ。


 他のゴブリンの前に立ちはだかってる。


 両手を広げて、仲間を背中に庇ってる。


 武器はない。素手だ。


 素手で、Bランクの冒険者に立ち向かおうとしてる。


 勝てるわけがない。こいつだって、そんなことわかってるだろう。


 でも——退かない。


 仲間を背中に庇って、退かない。


 剣士が近づいていく。


「おー、こいつ逃げないぞ。根性あるじゃん」


「どっちにしろ斬るけどな」


「ま、そうだな」


 剣が振り上げられた。




 ◇




 ——関係ない。


 俺には関係ない。


 俺は宝箱だ。


 魔物だけど、ゴブリンの仲間じゃない。


 義理もない。


 冒険者だって、悪い奴じゃない。仕事でやってるだけだ、俺もそうだったし。


 ゴブリンは弱い、冒険者に狩られる。それがこの世界のルールだ。


 俺は、そのルールの中で十年間生きてきた。


 関係ない。


 関係ないんだけど——



 あの大きいゴブリン。


 素手で仲間を庇ってる。


 勝てないのに。


 自分だけなら逃げられるのに。他のやつより体が大きいし、足も速そうだ。


 でも、逃げない。


 仲間の前に立って、退かない。



 ——俺にも、昔、そういう奴がいたんだよな。


 パーティのタンク。でかい奴で、いつも俺たちの前に立ってた。


 あの日もそうだった。ダンジョンの奥で魔物に囲まれたとき、あいつが殿を買って出た。


〝俺が抑えるから、おまえらは先に行け〟。


 俺たちは逃げた。あいつは残った。


 あいつは——生きて帰ってきた。ボロボロになって、でも生きて。


 でも、俺たちは——


 ……やめよう。今はそんな話をしてる場合じゃない。



 剣が振り下ろされようとしてる。


 あのゴブリンが斬られる。


 そのあと、後ろの五匹も斬られる。


 全員死ぬ。


 俺には——関係ない。



 ……くそ。



 パカンッッッ!!!



 ◇




 白い光弾が、剣士の足元に着弾した。


 ドォンッ!


 石畳が砕け散った。


 爆風で剣士がよろめく。剣が止まった。


 四人の冒険者が、一斉にこっちを振り向いた。


 通路の入り口に——金色の宝箱が、蓋を開けたまま鎮座している。


 蓋の隙間から、白い煙がもくもくと立ち上ってる。


 「……は?」


 「宝箱?」


 「なんで、宝箱がここに——」


 「つーか今の攻撃、宝箱から出たのか!?」


 もう一発。


 パカンッ!


 今度は天井。


 白い光弾が天井を砕いて、岩の破片がバラバラと降り注いだ。


 冒険者たちが慌てて後退する。


「やべえ! なんだあの宝箱!」


「ミミックにしては攻撃力がおかしい! ミミックがあんな魔法撃つかよ!」


「とにかく離れろ! 崩落するぞ!」


 四人が広間の反対側に走っていった。


 追い打ちは——しない。


 逃げてくれれば、それでいい。


 足音が遠ざかっていく。


 …………。


 いなくなった。




 ◇




 広間に残されたのは、壁際のゴブリン五匹と、倒れたゴブリン一匹。


 それと、通路の入り口にいる金色の宝箱一つ。


 ゴブリンたちが、こっちを見てる。


 震えたまま。


 さっきまで冒険者に向けてた恐怖の目が、今度は俺に向いてる。


 まあそうだよな。天井吹っ飛ばす宝箱が目の前にいるんだもんな。怖いよな。


 ……パカパカするか。


 蓋をゆっくり開ける。


 パカッ。


 大きく、ゆっくり。


 ぱか、ぱか、ぱか。


 手を振るみたいに。


 ゴブリンたちが固まった。


 一匹が、ぼそっと言った。


「……あの宝箱、手ぇ振ってないか?」


 振ってるよ。


 頼むから、わかってくれ。


 一番大きいゴブリン——さっき仲間を庇ってた奴——が、ゆっくり前に出てきた。


 俺の前まで来て、立ち止まった。


 じーっと俺を見てる。


「おまえ……助けてくれたのか?」


 パカッ(そう)。


 そいつの目に、ちょっぴり涙が溜まっていた。


「……なんで」


 声が掠れてた。


「なんで宝箱が、俺たちを助けるんだ」


 いい質問だな。


 うーん……俺にもわからん。


 おまえが仲間の前に立ってるのを見て、箱が勝手に動いた。


 それだけだぞ、本当に。


 パカパカ(理由はない)。


 伝わったかはわからない。


 でも大きいゴブリンは、何かを飲み込むみたいにぐっと唇を噛んで——


 頭を下げた。


「……ありがとう」


 後ろで、小さいゴブリンたちも一匹ずつ頭を下げた。


 ぺこり。ぺこり。ぺこり。


 宝箱に向かって頭を下げるゴブリンの群れ。


 シュールだ。


 でも、悪い気はしなかった。




 ◇




 壁際で倒れてたゴブリン。剣士に殴り飛ばされたやつだ。


 意識がないだけで、生きてはいる。


 でも怪我がひどい。肩の骨、たぶん折れてる。顔もパンパンに腫れ上がってる。


 ポーションなら治せるんだけど——俺、瓶を持てないんだよな。手がないから。



 …………あ。


 そうだ。


 こいつを、『収納』に入れたらどうだ?


 アイを入れたとき、出してみたら強くなって元気になってた。


 傷ついた生き物を入れたら——治るんじゃないか?


 大きいゴブリンにパカパカして伝える。


 怪我した仲間を、俺の中に入れてくれ、と。


「それ……中に入れろってことか?」


 パカッ(そう)。


「俺たちの仲間を、宝箱の中に?」


 パカッ(そう)。


「まさか……食う気じゃないだろうな」


 パカパカパカッ(食わない!)。


 大きいゴブリンがしばらく迷ってた。


 でも——倒れた仲間を抱え上げた。


 俺の前まで運んできて、蓋の中を覗き込む。


 暗い。


 けど、アイがぷるんと中から、ぷるっと出っ張った。


 大きいゴブリン、目を丸くした。


「嘘だろ……このミミック、スライム……入れてんのか……」


 アイがぷるん(こんにちは)。


「…………」


 覚悟を決めた顔で、仲間をそっと蓋の中に入れた。


 ゴブリンの体が、すっと吸い込まれていく。


 パタン。蓋を閉じる。


 その瞬間——蓋の裏が、ばちんっと光った。


 今までで一番激しい。金色の文字が次々と浮かんでは流れていく。


 なんだこれ。さっきのアダマンタイトどころじゃないぞ!?


──────────────────

〝収納〟──▶ 生体格納

  対象:ゴブリン

  状態:重傷

  肩部骨折 ──── 修復中 ▶▶▶

  顔面打撲(重度) ── 修復中 ▶▶

  背部裂傷 ──── 修復中 ▶

  体力低下 ──── 回復中 ▶▶

  自動修復プロセス:稼働中

  推定完了:32分

──────────────────


 ……おい。


 なんだよ〝自動修復プロセス〟って。


〝推定完了〟って何だ。


 急にすごそうな言葉を使わないでくれ。


 しかも骨折の〝▶▶▶〟がゆっくり増えていってる。リアルタイムで修復の進捗を見せてくるのか。


 取説、今までで一番うるさいぞ。


 でも——治ってるのは間違いない。


 中の様子を感じ取ってみる。


 ゴブリン。生きてる。呼吸してる。意識はまだない。


 でも肩の骨——繋がり始めてる。顔の腫れ——引き始めてる。


 やっぱりだ!


 しばらくして、蓋をぱかっと少しだけ開けて、大きいゴブリンに中を見せた。


 仲間が穏やかに眠ってる。顔の腫れ、もう半分くらい引いてる。


 大きいゴブリンが——息を呑んだ。


「治って……る……?」


 パカッ(治ってる)。


 そいつの目から、涙がこぼれた。


「なんなんだよ、おまえ……どうして、ゴブリンの俺たちなんかを……」


 知らないよ。俺にもわからん。


 ただの宝箱だ。ちょっと変わった宝箱。


 でも——これで、こいつらと〝関係ない〟とは、もう言えないな。


 パカッ。




 ◇




 【次回】怪我したゴブリンが目を覚ました。元気になりすぎている。あと、大きいゴブリンが〝おまえ、どこに行くんだ?〟と聞いてきた。どこに行くか……決めてなかった。決めてなかったけど、こいつらをつれていくのも悪くない気がしてきた。



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