土曜日の午後
柳迫 弥亜/151cm/52kg/B90-W60-H85/A型/11.16生
細谷 禮香/168cm/61kg/B89-W65-H90/O型/12.14生
桐生 沙弥/173cm/52kg/B80-W68-H96/B型/02.28生
斧田 友莉亜/169cm/59kg/B97-W62-H89/A型/06.13生
片見 樹/176cm/60kg/B79-W63-H94/A型/03.12生
土曜日の午後、閑静な住宅街にある小さな陶芸教室「土の詩」。
普段は静かな部屋が、今日は珍しく賑やかだった。
五人の女性たちが、初めての陶芸体験に挑戦するため集まっていた。
先生の穏やかな声が響く中、電動ろくろの前でそれぞれの戦いが始まった。
最初にろくろに座ったのは、斧田友莉亜。
169cmの長身に、B97の豊かなバストがエプロンを押し上げる。
自信たっぷりに粘土を置き、足でペダルを踏む。
「簡単そうじゃん、これ」ぐにゃり。
粘土は一瞬で横に倒れ、彼女の膝の上にべったりと乗っかった。
白いエプロンがたちまち泥だらけになる。
「うわっ、ちょっと待って!」隣で細谷禮香がくすくす笑う。
168cmのモデル体型、長い手足がろくろにぴったり合いそうだったが、現実は厳しかった。
粘土を中央に置こうとするたび、指が滑って遠心力に負ける。
「なんでこんなに言うこと聞かないの……? 私、普段はちゃんとコントロールできるのに」彼女の声は少し震えていた。
12月14日生まれのO型らしく、完璧主義が顔を覗かせる。
一番小柄な柳迫弥亜は、151cmの身長でろくろに座ると足が床に届かない。
先生が用意してくれた踏み台に乗っても、粘土が目線より高い位置に来てしまう。
「見えないよ?!」それでも懸命に手を伸ばす。
B90の胸がエプロンに押しつけられ、粘土に水がかかるたびに冷たい感触にびくっとする。
11月16日生まれの蠍座らしい集中力で、何度も粘土を立て直そうとするが、毎回ぐにゃりと崩れてしまう。
桐生沙弥は173cmの長身を折り曲げてろくろに向かっていた。
B80-W68-H96のヒップラインが椅子に座ると強調される。
彼女は無言で粘土と格闘していたが、突然「くそっ!」小さな声が漏れた。
粘土が完全に横倒しになり、ろくろの皿にべったり張り付いてしまった。
2月28日生まれの魚座らしい繊細さが、こんなところで裏目に出ている。
一番落ち着いているように見えたのは片見樹。
176cmのモデル級のスタイルで、姿勢良く座っている。
だが、彼女もまた苦戦していた。
粘土を薄く伸ばそうとするたび、指の力が強すぎて穴が開く。
「力の加減が……難しい」穏やかな声で呟くが、手元の粘土はすでに蜂の巣状態だ。
一時間が経過した頃、五人の作品はどれも惨憺たる有様だった。
柳迫のものは平べったいお皿のような形、細谷のは歪んだ花瓶、桐生のは謎のオブジェ、斧田のは巨大な灰皿候補、片見のは網目模様の……何か。
先生が苦笑しながら回ってくる。
「みなさん、初めてにしては上出来ですよ」五人が同時に顔を見合わせた。
そして、突然、斧田が吹き出した。
「あはははは! 何これ、私のなんて完全に失敗作!」それがきっかけだった。
細谷が、次に柳迫が、桐生が、片見までもが笑い始めた。
部屋中に笑い声が響く。
「私、こんなに下手だと思わなかった……」柳迫が涙を拭う。
「でも、なんか楽しかったよね」細谷が泥だらけの手を見ながら言う。
「次はリベンジしよう」桐生が珍しく笑顔を見せる。
「今度はちゃんと形になるやつ作ろうね」片見が優しく頷く。
結局、五人はその日作った「失敗作」を大切に持ち帰ることにした。
歪んだ形、穴の開いた壁、崩れた縁。
それぞれの個性がそのまま出た、唯一無二の作品たち。
帰り道、泥だらけのエプロンを抱えて歩きながら、斧田が言った。
「また来ようよ、ここ」誰も異議はなかった。
粘土は正直者だ。
五人の不器用さも、笑顔も、すべてを受け止めてくれた。
まあまあ。




