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刻(とき)吸いの魔女  作者: かもライン
愛しの人を、赤ちゃんにしてしまったら
20/20

あとがき と おまけ

 キャラは立っているし、まだまだ続けようと思えば続けられますが、正直キリがないので一旦終了させます。


 書きたいシーンは結構あるんです。


・予定通り産まれる優子の子供。

 今度は正常分娩なので、結構難産に。

・その赤ん坊のオムツやミルクの世話を手伝う、1歳の愛美。

・そして愛美とその下の子の成長過程や、夏休み・冬休みの実家へ帰省。

・愛美、中学校か高校の卒業式に旅立ち、親離れ・子離れ。

 留学させようか、全寮制の学校にでも入れようか。

・あ、予定通り大学生になった則子との絡みも書きたい。特別に優子の会社でアルバイトするみたいなエピソードも。


 それと無駄に増えた、従業員の方々をメインにしたエピソードも書きたいな。

 特に当初はクールキャラだった筈の涼子が、書いていく内にポンコツさが目立ってきて、まぁこれは優子も一緒なんだけど。謎な部分が多い景子や、プライベートな理恵のエピソードなんかも。


 でもダラダラ続けても、労力に見合う反応は返ってきそうにもないので、余程面白そうなエピソードを思いついたら、また考える事とします。

 でも、本当にコレ、特にafterサイドの方のエピソード。面白いと言ってくれる人がどれほどいるんだろうかと疑問。

 まぁ、私自身は本当に書いていて楽しかったから良いけど。


 さてこの次は、もう別の作品のサルベージか、

 また新作、『ボクの』ではないバレエもの単発あたりか。


 良ければ、またお目にかかりましょう。

 でもその前に、ちょっとだけ、後日談のところに入りきれなかったけど、これだけ番外編に入れるのも何か、と思うモノを1つ。




★後日のちょっと…… 


 お昼。皆は外に食べに行き、涼子は外回り中の先に食べて帰ってきていた。

 優子はちょっとやりかけの仕事が残っていたので、何か買ってきてと依頼して、まだ仕事中。

 だから事務所には今、優子と涼子だけ。

 ちなみに愛美はハイローチェアでお昼寝中。


 ふと、涼子は優子の机にかざってある写真立てが目に入った。

 そこには例の、健太の部屋で見つけたBBQの時に撮ったスナップ写真。

 ある意味、数少ない当時の姿が写っている。肉を頬張っている健太の姿が。

 本当は優子自身も、こんなところに置きたくなかったが、百合子に強引に事務所内に飾られてしまい、それならせめて自分の管理内である机にと移動させたものだ。


「健太さん、かなり筋肉質で、いい男だよね」

「それが何か?」

 優子はパソコンをカタカタと打ちながら仕事している。


「健太さんは、魔女の卵子の膜もものともしない、レアな精子の宿主だからさぁ」

「ええ、それが何か?」

 涼子はうっとりした様に、情景を頭に思い浮かべている。


「一回、健太さんに抱かれて、健太さんの赤ちゃん産んでみてもイイかなって。子供はボク一人で育てるから……なんて」


 その直後。優子が瞬間移動して涼子の目の前に現れていた。

 顔と顔はかなり接近し、しかも優子の顔は不動明王の様な憤怒の表情。


「それは、絶対に嫌!!」

 さすがに涼子も怯んだ。


「そ、想像するくらいいいじゃないか」

「それも絶対に、嫌!!」


 涼子は、恐る恐る、後ろに下がった。さすがに、優子はそれを追ってはいかなかったが、離れたところからも眼力はビシビシと伝わってきた。


「もしね……」

 優子はポツリと話し始めた。


「もし仮にそうなったとしたら、私……貴方と健太さん、殺してしまうかもしれない。2人とも、私にとってかけがえのない人だから、その後で私も死ぬわ……」

「じょ、冗談よ。冗談。もう、絶対にそんな事ありえないし、本気にするなよ……」

「だからお願い。死なないでね」

「はは……はは……」

 涼子は、後ずさりして、倉庫に逃げた。


 その後一週間程、涼子は優子に話しかけすら出来なかった。



 ―――  改めて、一旦終了  ―――

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