〜異世界の方がイキイキします〜
この乃亜と恋愛となぜかセットの転生〜異世界の方がイキイキします〜をお手に取っていただきありがとうございます。これから第2話と続けていくのでどうぞよろしくお願いします。
「あぁ・・・。思いっきり楽しい恋愛したいなぁ・・・。」
私は新山乃亜。高校2年生。恋愛がしたい女の子。
私には気になっている人が1人いる。名前は渡邉なお。クラスでもめちゃくちゃ人気で一部の雑誌にも載っているらしい。
私は友達の近藤遥に言いました。
「ねぇ遥。私、気になっている人がいるんだよねぇ・・・。」
「え?誰?誰?」
「なおくんが少し気になっているんだよねぇ・・・。」
「え!?意外!まぁがんばれ!応援してるよ!」
「あ。うん・・・。ありがとう・・・。」
〜キーンコーンカーンコーン〜
授業の始まるチャイムが鳴った。私の苦手な数学だ。数字を見てしまうと頭が痛くなる。
「はい、授業始めるぞー」先生がそう言った。
そして先生はスラスラと数字を書き始めた。私は見てしまうと頭が痛くなるので机に伏せていた。
すると、「おい、新山。しんどいのか?」と先生が言った。
私は「はい。ちょっと保健室行ってきます。」そういった。
先生は「大丈夫か?気をつけろよ。」といった。
保健室に行く道に歩いていたらあるはずの保健室がない。確かここだったのにな。
職員室に保健室はどこですかと聞きに行こうとして、職員室に向かった誰かしらはいるでしょ。と思っていたら
職員室はあったが先生が誰1人いない。
おかしいな、と思っていると保健室の看板がはるか遠くに見えた。
また私はおかしいと思った。
この保健室の廊下はとても狭いはずだ。...ってことはもしかして異世界?
(...ううん、そんなはずないよね。そもそも異世界人とか見てないし...)
そう思いながら保健室へ歩くと、途中に図書室などがあった。そこをのぞくと、なぜか恒例のように思えた
「魔物」が本を読んでいた。 そいつらは奥にいたから、ちょっと本のページを覗いた。
「...!」
私の間はあっていたようで、やはり全然わからない言語だった。つまり、ここは異世界?
いやまだ油断するべきではない。今日は4月1日、エイプリルフールだ。
皆が騙しててもおかしくはない。よかった、危うく浮かれるところだった...
すると、「魔物」が意味がわからない言語を喋ってきた。「イフゲロ笛オフィへおfじぇぴfg」
ん?なんて言っているんだ???
これを翻訳すると、「ここは異世界だ。もうここからは出られない。」
と言っていたが、この時の私は読み取ることができなかった。
私は意味がわからなかった。たまたまポケットに翻訳機が入っていた。
(これで翻訳を・・・。)
そして翻訳ボタンをポチと押すと、音声が流れた。
「あ?また迷い込んだ奴がいるな。ここは異世界だ。もうここからは出られない。生きる道は自分で探せ」
と言っていた。でも私はまだ信じていなかった。
(翻訳機もハッキングして、変な言語も作っちゃって...本格的だなぁ)
迷い込んでいる間に時間が5時間以上経っていた。
「はぁ・・・。もう夜の7時だ・・・。帰らなきゃ。」
や、でも、この5時間の間に先生を一回も見ていない。
やはり、ここは異世界なのか?
...いやそうじゃない。きっとそうだ。そう思って、初めて生命体を発見したあの図書館の、話かけてた奴に、
一応翻訳機を通して喋った。
「もう降参。エイプリルフールにしては本格的すぎるよ。だから元に戻して?」
でもそいつは謎言語でこういった。
「は?お前頭いかれてんのか?そもそもエイプリルフールってなんだ?」と。
...え?????これ本当に異世界パターンじゃないか。小説とかでは死んでからなのに。
というかそれだったらどうすりゃいいんだよ。
そういや先生を探してたんだ。よし。一回この学校内を回ってみよう。
「やっぱり、夜の学校は相変わらず怖いな・・・。」
あ、ここら辺は音楽室があったところだ。
「あ、音楽室。」
私は音楽室に入った。
中に入ると、黒板にさっきの「魔物」に似たような絵が書いてあった。
・・・え?さっきのじゃない?その絵の左下に意味のわからない字が書いてあった。
やっぱり「魔物」の言語じゃ・・・。
翻訳機を手にして黒板の字を撮影して翻訳した。
翻訳機には「ここは異世界!2度と戻れない!」
と書いてあった。
やはり、本当に異世界・・・!?
「はぁ・・・。もう夜の9時じゃん・・・。帰ろっ」
乃亜は門を出た瞬間、あの職員室の前で見た魔物があちこちにいた。
「・・・!え?私の家ないんじゃ・・・。」
そして家に帰ろうとし、歩いていたら、家を見つけた。
「あ、家はあったんだ・・・。これで一安心・・・。」
ガチャ
家のドアを開けた。
「おかえり乃亜。遅かったわね。」
お母さんがいた。
(よかった。お母さんもいたんだ・・・。)
「早くご飯食べて、お風呂入ってねなさい。」
「はい!!」
ご飯もいっぱい食べてお風呂も長風呂した。
とうとう寝る時間。明日はなおくんに会えるかな。などと考える時間だ。
いつの間にか乃亜は寝ていた。
次の日の朝、乃亜はいつも通り学校に行った。いつもの学校だ。
「やっぱり昨日はエイプリルフールだったからかな。まぁいいや。」
いつもの授業が始まった。
「新山。昨日は大丈夫だったか?」
「あ、はい、少し頭が痛くて・・・。」
「よかった。気をつけろよ。」
「わかりました・・・。」
今日はさっさと帰ろうかなと思っていた。その瞬間、何かにより、寝てしまった。
本当に異世界なのか?
目を覚ますといた場所は近未来的な場所だった。
ここは近未来的な異世界なのかな?
入り口の看板にはこう書いていた。
【ここは近未来の異世界。ぜひ入ってみてください。】
お、なんか面白そう。入ってみよーっと
ようこそ!乃亜さん!
誰かが喋ってるような気がした。
あなたの家はここです!
家・・・。すごい!憧れている家みたい・・・。
「あ、ありがとうございます!ここで暮らせばいいんですね?」
はい!ここでは自由にお過ごしいただけます!
「わかりました!」
なんか面白そう!ここにきてよかった。
いつものように普通に過ごしていた。
「よーし、一回ここの街を探検してみよっ!」
ガチャ
玄関から出た。
歩いていると、モノレールのような進化した電車があった。
「未来はこうなのかな?」
私はそう思った。
「あ!スーパーだ!ここはスーパーなんだねっ」
かきかき・・・。
私はメモをした。
歩いていると、書店、ショッピングモール、漫画喫茶などがあった。
「よし!帰ろっ」
私はスキップしながら帰っていると、
ゴツン!!
(え?誰かとぶつかった?)
「ごめんなさい・・・。大丈夫ですか?」
(え!?なおくん??)
この声、この顔、何千何百回もみている。
「あ、すみません、人違いだったら申し訳ないんですけど、渡邉なおさんですか?」
「あ!乃亜ちゃん?」
「あ!うん!なおくんもここにきてるの?」
「うん!ここ面白そうだなって思って!」
「そうだよね!めちゃくちゃ面白い!」
「ねぇ。乃亜ちゃん僕の家にきてみない?」
「え!?いいの?」
「うん。明日の昼の1時に迎えに行く。」
「やった!ありがとう!昼の1時ね!OK!バイバイ!」
「うん!」
(なにこれ!?奇跡?夢じゃないよね!?)
今日は楽しみにして眠りについた。
次の日の朝、朝ごはんをお茶碗3杯分食べた。
お昼ご飯にはお寿司を30皿。
「わー美味しかった!」
とうとうなおくんが迎えにきた。
「なおくん!ここ!」
「乃亜ちゃん!」
車でやってきていた。
その車はリムジン。
「なおくんリムジンとかすごいね!」
「そんなことないよぉ」
(なおくん可愛すぎる!!最高!!!)
面白かったですか?面白かったりしたらコメントなどで言っていただけたら嬉しいです。アドバイスももちろんです。続いて第2話、人気モデル男子はめちゃくちゃお金持ちではなく、貧乏だった!?
これをお楽しみください。