都合のいい処?
雨は激しく為るし、此の儘進んでも…。
「美澄、この天気だと海は無理そうだね…」
海は大荒れだとラジオは伝えてる、電光掲示板も道路も規制が掛かってると、如何しようかと思ったその時に美澄から少し天気の様子を見ようと提案される。
「ちょっと休んでお天気の様子見ようか♥」
(*^▽^*)ニコニコ
「ならファミレスでも入る?」
(・・?
「お弁当作って有るよ!」
(*^▽^*)ニコニコ
「そっか、だと店に入いるって訳に行かないよな…、近くに立ち寄れる様な処有ったかな?」
(-ω-;)ウーン
「有るよ♥」
(≧▽≦)ヘヘヘ
「そんな都合のいい処有ったけ?」
(・・?
「中でご飯食べられて、お風呂入れて、運動出来て、お着替え出来る休憩所が有るよね?」
(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
「確かに〈貝塚〉で京葉道路を降りたら幾つか有りますよ、ホントに其処で良いんですか?」
(; ・`д・´)
「良いの、それでも天気悪かったら家に帰ってゴロゴロしよう?」
(*^▽^*)ニコニコ
「出かけるの楽しみにしてたんじゃ…」
「何処でも良いの、ずっと一緒に居れるのが良いの♥」
「じゃあそうしよう!」
「うん!」
( *´艸`)
フロントガラスに叩き付ける雨は更に激しくなって音を発てて、貝塚のランプを降り東金街道へ左折し商店街を抜け、更に進んで住宅街を外れ最初に眼に着いた派手な看板に従い街道を逸れる。
一寸派手目の所に雨を避けるように飛び込む、チラリと横顔を覗うが全くぶれずに更にニコニコしてる、ホントに出かける事を楽しみにしてたんだ、此の雨が邪魔をしなけりゃ海を眺めてなるべく早く連れて行きたい俺の田舎の海の話が出来たのに…。
雨の掛からぬ受付でボタンを押してキーを受け取った、何だ此の違和感は?…。
部屋のナンバーへ車を進め廂の下に入れ停めた…、アレッ?なんかさっきより嬉しそうなんだが…。
( *´艸`)♥ニコニコニコニコ♥
荷台から荷物を受け取りキーを廻しドアを開け狭い階段を昇る???、何か変だぞ(・・????、美澄は嬉しそうだし…、階段を上り切った所のドアのノブを廻し今の現実に一気に引き戻された…。
「今日は最初が此処だね!」
(*^▽^*)ニコニコ
「そうか、此処だったんだ!」
(@_@;)
見覚えの家電とベット在る部屋の中、部屋の中にガラス窓と其処に続くドア…。
「あの日は車停める迄マー坊寝てたし、部屋に入る迄寝惚けてたから気付いて無かったでしょ?、でも嬉しいなまた此処に来れて最初の場所だもんね♥」
「そうか俺達二人は此処から始まったんだよな…」
「マー坊♥、車の中で食べられる様にサンドイッチ作って有るの食べてからお風呂入ろ♥」
「そうだね!」
バイト明けのあの日美澄は車の中で待ってた、そして展望台の在る海そして此処に来たんだ、今日はあの日をなぞって居るんだ順番は違ったけど、だから晴れなくても良い雨が上がって呉れれば…。
祈って仕舞う雨が上がって呉れと…。




