本日のバイトで最期のお客様
外の景色はかなり厚い雲に覆われ、降り出しそうだ折角の休日なのに…。
「お願いします!」
「ご苦労様です!」
今日は更に御客様の足が途絶えた、仕事の出来るお姉さんの後二名の御客様が買い物終られてお帰りに成った後はぱったり途絶え、直後のデリカ配送の受け取り陳列が終わった後は此の書籍の受け取り迄誰も訪れない、連休の二日目はこんな物か…。
「チェック終わりました!」
「ありがとうございます!」
「ご苦労様です!」
配送のオジサンは次の配送先に元気なディーゼルエンジンの音を残し走り去って行く、梱包を開封して陳列棚に差し替えながら並べて行く、今日は月曜此の時間が楽しみの一つ。
何時もに況してお客様の足が途絶えている、普段こんなに途絶えると此の時間は睡魔との戦いに為るのだが…、今日は月曜例の情報誌の刷新日、パイプ椅子を持ち出しレジに打ち込み代金を納め紙面を開く、店内には深夜放送のDJの声と偶に音楽が流れるだけ、二回程レジ集計行い紙面の隅々まで眼を通して行く、運送業の募集は結構掲載されている、2t、4tのトラックの運転手の募集、コンビニの配送の運転手の募集は結構ある、他にも家電や機械などの機器メンテサービスマン…。
残念ながら今回も掲載は無かった、だけど運転手やサービスマンの掲載にも目が留まる、是ってやっぱり美澄と一緒に居るからだろうか?、今迄だと殆ど飛ばし見してたのに…。
気が付くと店内を映すマジックミラーだったウィンドウが外の景色が映るガラスに変わり始めてる、見慣れて居ても少しづつ季節が変わって行く朝の景色が眼に入る、連休初日は早朝からお客様はいらっしゃって混むのだが二日目の朝はお客様の足も途絶えがち、御多分に漏れず本日もそうだこんなに途絶えて良いんだろうかとバイトの身でありながら不安が過る、経営者でも無いのに…。
次のレジチェック行い、弁当やおにぎりなどの早朝便の配送済ませて残りは1.5時間…、外の景色はかなり厚い雲に覆われている、この天気じゃ海も荒れそうだし今にも降り出しそうだ。
「折角美澄が楽しみにして一緒に一日過ごせる休日なのに…」
言葉が零れて仕舞う、せめて降らずに日中我慢して呉れれば表で過せるのに…。
今の様に一日愉しく過ごせるショッピングモールなど無い殆ど無い時代だから。
「いらっしゃいませ!」
「有難う御座いました!」
バタバタと十数名の御客様がいらっしゃって対応済ませて一息ついた頃、7:30過ぎたらやって来ました赤いマー坊、今回は駐車場の隅に停まる、俺が邪魔に為らぬ様に停めた位置、俺が家に帰るの待ってれば良いのに…。
「いらっしゃいませ!」
元気に声を掛ける、残り十分程の頃お客様は迷わず飲料水のコーナーへ回り、違う種類を二本手にされる姿がミラーに映ってる、随分気合の入った服装をして居られる…。
「お願いします♥」
( ^ω^ )ニコニコ
「いらっしゃいませ!、お預かりします!」
ミルクティーとジンジャーエールと代金預かりレジに納めお釣りと商品を手渡す。
「有難う御座いました!」
「車で待ってるね♥」
(^.^)/~~~
本日のバイトで最期のお客様だった。
随分気合の入った服装をして居られる…。




