「いらっしゃいませ!」
それじゃ何時もと変わんないよね…
バイトに行く前の何時もの見送りの風景
「ねぇ愈々今度の週明けだよ!、マー坊何処に行こっか?」
「そっか今度の月曜日か、美澄は行きたい所有る?」
「行きたい所って特別に無いよ、一緒にお買い物行って家でゴロゴロしても良いな❤」
「買い物か…、それじゃ何時もと変わんないよね…」
「良い所在りそう?」
「ならあの展望台に行かない?」
「海か~、でも天気予報だとお天気あんまり良く無いよ?」
「そうなんだ…」
「午後から崩れるって言ってるよ?」
「それじゃ天気悪くなる前に帰って来ようか!」
「そんなに海に行きたいの?」
「そりゃ海育ちだからね、そろそろバイト行って来るよ」
「ハイ、行ってらっしゃい!」
(=^・^=)
数日が過ぎて明日が美澄が待ってた月曜の祝日、今日のバイトにも気合いが入る。
「いらっしゃいませ!」
「有難う御座います!」
(⌒▽⌒)
とは言っても日曜の深夜お客様も少なく、雑誌に目を通すお客様、酒のツマミ探すお客様のみで静かな店内に深夜放送のラジオが響く。
「いらっしゃいませ!」
日曜には先ずお目に掛からない方が来店される、肩に少し大きめのボストンバックを掛け、何時ものビジネススーツじゃ無く明るい色のフォーマルなスーツ、今日は何方へお出掛けだった様ですね。
幾つかの箇所で商品をカゴに入れて此方へ向かって来られる、その顔はニコニコ笑ってらっしゃる。
「こんばんは!」
「いらっしゃいませ!」
「お願いしま~す!」
「お預かりします!」
「〇〇円、〇〇円、〇〇円が二本、〇〇円…」
読み上げと同時にキーを叩いてレジ袋に商品を入れて行く、嬉しい事が有ったんですね…、商品の中に小瓶のアルコールとおつまみ…。
「以上ですね、合計〇〇円に成ります!」
「ハイ❤」
手渡される紙幣を預かる。
「〇〇円の御返しです!」
「有難う❤」
(=^・^=)
お釣りをお渡ししながら声を掛ける。
「明日もお休みですか?」
「私はそうなんだけどね…」
(~_~;)
アレこれは掛けちゃいけない言葉だったのか?
明日は休日だからこの時間にアルコール買ってるって思っただけなんだが…
「でも仕事じゃしょうが無いよね…」
聞こえるかどうか位の小さな呟き…、そう言う事か折角楽しそうだったのに悪い事言っちゃたな。
「何時も遅くまでお仕事大変ですもんね、明日はゆっくり休めますね」
「そうだね、明日は家でゴロゴロしてられるもんね」
(*^▽^*)
笑って呉れましたね、良かった…、他の御客様がレジに向かって来られそれにお気づきに為られる。
「それじゃあまたね、バイト頑張って!」
「ハイ有難う御座います、お気を付けお帰り下さい」
「お休み♥」
(^.^)/~~~
「有難う御座いました!」
ドアの所で振り返りニッコリ笑って手を振って帰られた、リカバリー出来たかな、悪い事言っちゃたな…。
「いらっしゃいませ、お預かりします!」
こうして今日のバイトも何時もと変らぬ風景に戻って行く。
何時もと変らぬ風景




