「悪い子だから!」
温かい物も規則正しい時を刻みながら…
未だ微かにだが背中と腕に震えが伝わり続けてる、温かい物も規則正しい時を刻みながら…。
「そんなに時間は掛らず病院には着いたけど知らない大きな病院だった、そして車の中でお父さんがゴメンなってお母さんが転んで怪我をしたから、正樹が居なく為っちゃったんだって教えて呉れたのよ、何度もゴメンて楽しみにしてたのになって…」
「……そう…なんだ…、でもお母さんの怪我は大丈夫だったの?」
「あたしが着いた時はお話出来たよ、正樹は居なく為っちゃたけど、あたしも馬鹿だったよちゃんと話聞かない内にお母さんが悪いって、何で転んだのって思っちゃたのね、フフフ…」
振えは止まったが何で今此処で笑うんだ?、笑える所じゃないと思うんだが…、嫌何か有るんだな此処で笑って仕舞える位もっと辛い事が此の先に、だから不謹慎じゃ無い筈なんだよきっと…。
「お父さんに手を引かれて病室に着いたんだけど、あたし開口一番言っちゃたの♥」
「何て言ったんだ、気に為るだろ?」
勿論知ってるよ聞いて居るから…。
「あたしね思いっきりお母さんに言って仕舞ったのよね、ママのバカ!、何で転んじゃったのよ!、ママのせいで正樹君いなくなっちゃたんじゃないの!、いっぱいいっぱい遊んで上げるってお世話してあげるってお話して上げたのにってね…」
「…そうなんだ、でもさ気に為るのはお腹に赤ん坊の居るお母さんてさ何より最優先で気を付ける筈だと思うんだよ、お袋も弟の時も妹の時も自分自身よりも…、何か有ったんだよね?」
「マー坊って本当に悪い子だよね、あたしホントに怖かったんだよ!」
「ハイッ?、何で此処で俺が怒られるの?」
(´・ω・)?
「悪い子だから!」
ヽ(`Д´)ノプンプン
「意味が解らないんだけど?」
(・・?
「解らないんだ…、やっぱりマー坊だ♥」
(* ̄▽ ̄)フフフッ♪
此処で一度廻された腕から解放される、手の甲で顔を拭ったのは仕草で判る…。
「一目で良いから逢って見たかったな…、呼んで上げたかった名前も…、呼んで上げる事も、お顔を見る事も出来なかったんだよね正樹に…」
「・・・・・・そっか・・・」
「もうね処置された後だったんだ…、だから誰にも会えずに逝っちゃったのあたしの弟、きっと淋しかったよね…」
「処置って一人の人ですよ?」
「あたしの弟ちゃんと居たんだよ、なのに処置だってさ…、お別れも、撫でて上げる事も、お葬式だって上げられ無いの、せめてちゃんとお顔見てこの手で抱っこして上げたかったな…」
「御両親もですか?」
「そう…、手術受けてる間にね、危なかったんだってお母さんも、事故で意識無くして運ばれて、共働きでしょ連絡先解ってお父さんが病院についた時には手術ももう終わってた…」
「事故ですか…」
「だからね!」
また腕が廻された羽交い絞めの様に…。
また腕が廻された羽交い絞めの様に…。




