お疲れ様でした!
「コラ待ちなさい!」って言われても・・・
「お疲れ様でした!」
「アッ、コラ待ちなさい!」
その声が届かぬ振りしてドアを開け逃げ出した、掴まって仕舞っては大変な事だ!、なんてったって延々と終わらないんだ、初めての時はホントに大変だった何処から来たのかって始まって…、途中でオーナーが来て解放してくれたから助かったけど…。
坂を駆け下りドアの前に立つが、こんなに緊張するとは思わなかった、前にマー坊が停まってるから中に居るのは間違い無いし、時間は8時回ってるから起きてるだろうし、自分の家に入るのにこんなに緊張するとは。
覚悟を決めてドアノブに手を掛けようとしたんだが…。
「お帰りなさい!」
(*^▽^*)
覚悟空しくドアが開く、待ってたんだ…、でも何で帰って来たの判ったんだ?
「ただいま!」
(^▽^)
としか言えんだろうこの状況じゃ…。
「お疲れ様!」
(*^▽^*)
満面の笑みを湛えて迎えられる、緊張が解れて行く。
「えっ?、嘘だろ?」
(◎_◎;)
若しかして俺と同じで徹夜したのか?、出かけた時の面影が全く無い部屋の中…。
「綺麗に成ったでしょ?」
(^^♪
「若しかして寝て無いんじゃ?」
「二時間位は仮眠したよ!」
「でも二時間じゃ…」
「一寸だけ眠いかな?」
「少し横に為って下さいよ!」
「其の前に、ご飯にしよお腹空いたでしょ?」
「食事の準備まで?」
「軽い、軽い其れ位なんて!」
(*^▽^*)
そう言いにっこり笑う顔、何で…?、それが言葉に成って零れて仕舞う…。
「何でこんな女性を待たせるんだろうな…」
「マー坊今なんか言った?」
「いやね凄いなって、一晩であの惨状がココ迄なるんだなって」
「もっと褒めて良いよ!」
「有難う御座いました!」
「偉いでしょ?」
良かった聴こえて無かったみたいだ、何故かって?、如何考えても吊り合わないよ…。
「良い奥さん、お母さんかな?、成れると思いますよ!」
俺って如何見ても馬鈴薯、成績だって中の下だったし、要領だって悪いから今迄一人だった、オマケに田舎者丸出しで顔だってブが付く造作だと思うのだが…。
「大丈夫だよ成って見せるから!」
(o^―^o)ニコ
綺麗に笑う顔、最初に見た時の不安そうに笑う顔とは違ってる、其の後の試運転で同乗した時に安心して笑う顔とも違ってる、良かったんだなあの時引き返した事に間違い無かったんだな…。
「こんな情けないのに?」
「そうね…、一寸手を焼きそうかな!」
(o^―^o)ニコ
「でしょ?」
(・・?
「良いんだよ其れで!」
「何で?」
(・・?
「躾けるから大丈夫!」
「はいっ?」
「良いからご飯にしよ!」
「そうですね冷めちゃいますね!」
「準備するから待っててね?」
そう言い残して台所に消えて行く、こうして始まったんだ…。
「躾けるから大丈夫!」ってペット扱い?




