いらっしゃいませ!
ルーティンワークⅢ
「いらっしゃいませ!」
「有難う御座いました!」
店内に響く俺の声、何時もの忙しい時間の始まり。
「いらっしゃいませ!」
「アンちゃん何時もの二箱頼むよ」
「ハイライト二つですね!」
「又来るよ!」
「有難う御座いました!」
途切れる事無くレジに見えられる御客様、待たせぬ様に全力で対応させて頂く、此の時間は何時も緊張しっぱなし。
「いらっしゃいませ!」
また来店される御客様、レジ打ちの最中なので視線は目の前の御客様、ドアを開けて来店された事は解るが、一番混む時間はドアに目配せできる余裕が無い。
「有難う御座いました!」
送り出す御客様、一通りに御客様のお顔は拝見した後は三名の御客様がいらっしゃるだけ、ココ迄来れば多少一安心出来る。
「有難う御座いました!」
此の声掛けて後は御一人だけが店内にいらっしゃる、今日も無事に乗り切れそうだ。
「これお願いしますね」
(^▽^)
「いらっしゃいませ、お預かりします!」
「平日は一人だから大変だね?」
「何時もの事ですから、此の後はしばらく閑に為りますし」
「そうなの?」
「そうですね…、二時頃から二時間近くは荷受けする位ですよね」
「そうなんだ…」
「ハイ、○○円です!」
「此れでお願いね」
「お預かりします!」
差し出されるお札を受け取り清算しお釣りを取り出す。
「○○円の御返しです!」
「ありがとう」
(^-^)
差し出された手の上に御釣りをお返しし、もう一言お声を掛ける。
「遅い時間なのでお気を付けてお帰り下さいね」
「ありがとう」
「有難う御座いました!」
何時もより少し遅い時間でこの時間帯の最後の御客様、日付は変わって間もない位に為って居る、お仕事忙しいんだろうし肩も撫肩に為って居る、でも前と違いお顔は晴れやかなのは良い証拠。
「さて荷受けの時間だな!」
駐車場にデリカ配送の二トン車が停まる、さて気合入れて始めますか!
「お願いします!」
「ご苦労様です!」
こうして何時もの作業を熟して行く、今日は何時もと違って張り合いが有るから気合も入る、独りに慣れ過ぎて居たからだろうけど、送り出されて迎えて呉れる人が居るとは違う物なんだな…。
「問題無いです!」
「ご苦労様でした!」
深夜放送のラジオが流れる中仕事を続けて行く、そうして時間は過ぎて行く。
「有難う御座いました!」
受持時間最後の御客様を送り出した頃…。
「お疲れ様です!」
「お早う御座います!、何時も通りです引継ぎお願いします!」
「判りました!、一寸時間有る?」
「如何しました?」
「一昨日の娘彼女なの?」
「さて如何なんでしょ?」
「ふ~ん…」
余計な事は言わないおばさん達は捕まると長く為るから、直ぐに帰らないといけないから俺にも待ってる人が出来たんだから。
ホントに捕まると長いんですよ、おばさま方…。




