良いかなってそんな位よ!
何で行き成り行っちゃったんだろう?
此方を向いて呉れた表情から少しだけ悔しさが消えた様に見えた、でも溢れて来る物も未だ止まらない、掛ける言葉を又探してた、せめて溢れる物位は停めたいよ此処迄話して呉れてたから…。
「プランナーに言われたんだ、季節的に其の頃だとかなり寒いですねって」
「そうなんですか?」
「綺麗なんだけど端の方だと雪に為ってるかもって…」
「想像付かないですね?」
「マー坊の所は違うの?」
「下手すると天気良ければ長袖でも暑い日も有りますよ!」
「温かい処なんだ!、ここじゃ上着持って無いといけない時期だよ?」
「それはこっちに来て実際に体感しました!」
(⌒∇⌒)
「ホントに面白い子だね!」
(o^―^o)ニコ
意識が切り替わったのか溢れる物が止まって居る、良かった。
「マー坊?」
「はい?」
「マー坊って遠い所から来たんだよね?」
「そうですね、確かに遠い所ですね…」
「北海道じゃ無ければ何処から来たの?」
「向こうからですよ!」
西の空を見上げ指差すが少し気持ちが落ち込む、改めて言われると自分に跳ね返って来る、ホントに遠い所に来てしまったんだと…。
「あっちなんだ…」
二人で同じ方を見上げて暫く言葉が停まる、二分も経ったのだろうか。
「向こうにもそんな処が有るの?」
「何がです?」
「昨日言ってたでしょ、集落外れたらって?」
「そうですよ、俺が居たのは本当に小さい集落で、次の集落迄結構有りますし其の集落も公衆電話も無いですし店すら無いし、その次の処迄行かないと電話BOXすら無いですよ?」
「そう言う事なんだ…」
「因にマックもケンタもコンビニすら無いし…」
「ホント?」
「其れが在るのは多分200㌔位先かな?」
「そうなんだ?、でも何か判った気がする!」
(⌒∇⌒)
「何がです?」
(・・?
「昨日あたしを助けて呉れた事!」
「何でです?」
今の会話に何か引っかかる事が有ったのか?、確かに北海道も都市部を外れればそんな感じかな?、雪の中を走るSLや気動車の映像を見た漁村の風景は次の集落迄距離が有った気がする。
「あたし何にも考えずに行っちゃたでしょ?」
「北海道の事ですよね?」
「そう、ホントに何にも考えずにね!」
「?」
「式の為に貯めてたお金使い切ってやるってね!、教えて貰った綺麗な景色と綺麗な星空を見てやるんだってそれだけだったからその侭キャンプ用品の店に乗り付けたの!」
「それで野宿の用品買った訳ですね?、でも一人旅でしょ怖くは無かったんですか?」
「勿論宿に泊る心算だし、綺麗なトコなら星眺めても良いかなってそんな位よ」
随分な事思い付いて行っちゃったんだな此の人…。
其れだけショックだったって事なんだな…。
さて次回で本心が解るのかな?




