何処に行くの?
先ずは南へ…
「少し待ってて下さいね?」
「戻って来てくれるよね?」
「一寸だけ待たせますけど必ず戻って来ますんで!」
「待ってるからね、ここで待ってるからね!」
今のは…、何か引っかかる物が有るがだからこそ逆に待たせちゃいけない気がする、何か在るなら此の後話して呉れるんだろうし、考えるのは後回し今は急ごう!。
「如何すっかな…」
自宅に帰ってバイク停めた迄は良いんだが、此の儘行くか如何するか…、上着だけ替えりゃ良いか!、流石に一晩中バイトで着てた上着だからな、上着だけ替え眼の前の急な階段を駆けだして居た。
書いて無かったが坂の上に在るバイト先のコンビニは家の前に在る急な階段を上がり切った正面にある、駆け出せば一分掛からない、相棒を探しに出かけるのでバイクで通ってると言う事だ。
「待たせたのかな?」
「うん、いっぱい待ったよ!」
(≧▽≦)
時間にして15分程しか経ってない筈なのに涙目で笑う顔、意味は有るのだろうが今聞くタイミングじゃ無いよな…、走り出せば教えてくれるんだろう。
「何処へ向えば良いんですか?」
「なるべく遠い所が良いな…」
時間が掛かった方が良いって事はそう言うことなんだ…、だがあんまり土地勘が無いからな、此の地で定番の所で良いのかな?、其れで良いか多分二時間半て処だろうから。
「じゃあ海に行きましょう!」
「時間掛かるよ?」
「其の方が良いんですよね?」
「うん!」
(*^▽^*)
嬉しそうに笑う顔…、こんな風に楽しそうな顔で笑うんだ…。
昨日見たのとは違う笑う顔、選択肢は間違ってなかったな…。
キーを廻しスターターが廻る音がする、機嫌良く掛かり軽やかなエンジン音がする、昨日直した場所で間違い無い事をエンジンが教えて呉れる、此れも昨日行った事の選択が間違い無かった事を教えて呉れてる。
「それじゃ動かしますね?」
「ネェ教えて、何処に行くの?」
「渦巻きの展望台が在る所に行く心算ですけど、駄目ですか?」
「うん!、そこが良い!」
(*^▽^*)
さっきと同じ顔で笑って呉れた、場所の選択も間違い無い様で安心したよ、まあ何を語って呉れるのかは気に為るが先ずは走り出そうそれからだ。
「判りました、其処へ向かいますね」
(⌒▽⌒)
「任せた!」
(*>_<*)ノ
傍の交差点の信号は赤で他の車両も来ない合流し走り出す、先ずはゆっくりと坂を下り、交差点を左折して南へ南へと下る、この女性の口から零れる言葉も同じ様にゆっくりと聴こえ始める…。
それから東?




