良い出逢い…
今回も日常回です。
良い時間に為ってそろそろ次に入荷する物が到着する時間。
「お願いします!」
「ご苦労様です!」
もうそろそろ空が白み始めて来る、入荷したのはパンの類なんだが入荷数確認し受け取り完了、また小気味よい音がする、同じ様に下げるのと並べて行く作業なのだが、下げる物は殆ど無くカゴの底に僅かばかりで休日明けの月曜なんてこんな物、その代わり入荷する物は平日より割増しで入荷する、出勤前の方が多く購入されて行くので。
もう少しで一番忙しい時間が始まるパイプ椅子を引っ込め其の時間に備える、未だ未だ前を通る車も僅か、時々そのヘッドライトが教えて呉れる、外は暗く中は明るく通りに面するガラスは店内を移す鏡の様だ、もう少しで空が白み始め鏡は何時もの外を見渡せるガラスへと変わって行く。
此の時間は道は空いて居り通過するヘッドライトは指示速度以上で通過して行く、定期のレジ集計済ませてもう少し時間が有り商品の乱れた所を直しながら店内を一回り、雑誌の並びを確認し違って居る処を差し替えふと外が気に為った、こんなに空いて居る時間なのに随分ゆっくり通過するヘッドライトが有る指示速度以下だろう、直ぐに次のトラックのヘッドライトも通過して行く。
勿論車種は解らないよマジックミラー状態だから、じゃあ何故トラックだと?、ヘッドライトの高さが違うからトラックだと判るだけの事、大型か中型かも判る此の頃は大型はキャビン上部の三連灯で見分けが着く、灯るグリーンの灯りで速度も判る、殆どが二つだが偶に三連灯が全て灯りかなりの速度で通過して行く、空も白み始め程無くして外の景色が見え始める、05:30を過ぎ忙しい時間が始まる。
「いらっしゃいませ!」
「有難う御座いました!」
「いらっしゃいませ!」
途切れる事無く声が響く、現場に向かわれると一目で分かる御客様達、遠い学校か朝練に通われる学生さん、都心でも場所的に皇居より西側に出て行かれる通勤の御客様、途切れる事無く来店され続ける。
「いらっしゃいませ!」
「有難う御座いました!」
店内に響き続ける此の俺の声、06:30過ぎるとピークに為る一番忙しい時間の始まり、此の時間は通常の通学時間の学生さんが弁当替わりの菓子パン、サンドイッチ、おやつかな?お菓子など、通勤のサラリーマンさん達は飲料系と車内で読む雑誌。
「お願いしますね!」
「お預かりします!」
明るい声で良い笑顔されてファイバー系の清涼飲料水を手にされてる、休日明けのサラリーマンさん達に混じり対照的な良い笑顔をされてました…。
「もう少しで仕事終わりだね頑張ってね!」
「有難う御座います!」
小さく手を振り出て行かれた、本当に良い出逢いが有ったんですね…。
バイト明けまでもう一息!




