ホントは幾つ?
普通っておかしいのかな?
「運転ですか?、前に運転してからもう二年近く経ちますね。」
「ホントに?」
「前に運転したのはこっちに来る前ですから。」
「嘘でしょ?、全然ギクシャクして無かったよ?」
「毎日バイクには乗ってますから…」
「全然違う乗り物でしょ?」
「とは言われても…」
「免許取ったの何時頃?」
「車ですか?、約二年前ですけど?」
「今幾つなの?」
「もう少しで二十歳ですけど?」
「ホントに君は驚かせてばかりだね!」
(o^―^o)ニコ
「変な事言いました?」
「な~んにも!」
何だかな?、そんなにおかしい運転して無い筈なんだけどな…。
「この子凄く調子良く走ってるね!」
「本来の調子に戻っただけですけどね。」
「毎日こんな感じで気持ち良く走ってたよ、この子!」
「そう何ですか?」
「そうだよ、多い日は500㌔位走ってたから!」
「500㌔?」
(゜д゜)!
「うん!、少ない日でも200㌔位かな?」
「仕事でですか?」
「違うよ、やな事有って逃げ出したの!」
「逃げたんですか…」
此れは聴いちゃイケナイ事なんだな…、振られたって言ってたし…、でも何でそんなに走る必要在ったのかな、気には為るけど聞いちゃいけない事何だろうな…。
「そろそろ引返しますね!」
「えっ?」
「調子判って貰えたでしょ?」
「もう一寸走ってよ!」
「未だですか?」
「後5分だけ!、お願い!」
「5分だけですよ…」
(´Д`)ハァ…
「ありがと!」
(=^・^=)
「良いですけど…」
気を取り直しステアリングを握り直す、毒を食らわば皿までだ、怒らすと恐いし…
「ねぇ、ホントは幾つなの?」
「ハイ?」
「ホントは幾つなのって?」
「さっき言ったじゃ無いですか?、19ですよ19!」
「ホントに〜?」
「何で疑うかな、老け顔で悪かったですね!」
「そんな事言って無いでしょ!」
٩(๑`^´๑)۶
「どうだか?」
「だっておかしくない?、二年前に免許取って二年間運転して無いんでしょ?」
「何か変ですか?」
「どう考えてもおかしいよ?」
「判んないな?」
(¯―¯٥)
「だってペーパーって事だよね?」
(?_?)
「一応そうなりますね…」
「でしょ?」
「そっか…、俺ペーパーになるのか…」
「だよね?」
「でもそれがどうしたんですか?」
「えっ?、おかしくない?」
「何がです?」
「だってエンストしなかったよね?」
「そうですね。」
「普通に合流したよね?」
「おかしいですか?」
「今も何事も無く会話しながら運転してるよね?」
「一体何なんですか?」
「そっか!、一杯練習したんだ!」
「いや、今日で一般道は3回目ですよ」
「えっ?」
(@_@;)
ヘヘヘへっ!
(=^・^=)