心臓止まるかと思った…
この音は…
何でか判んないですが皆様こっち見てるんですけど?。
まぁお姉さん泣かせてしまったからしょうが無いですよね~、長居は無用さっさと帰ろう…。
後は整備工場へ連絡すれば来てくれるだろうし、ちゃんとディスビって伝えて呉れれば造作もなく直して、走れる様にしてくれるから心配無いか。
でも何で皆んな俺を見てるの?
普通残されたお姉さん見るよな…、何でだ?
気に成り振り返ると目の前にお姉さんが居る?
心臓止まるかと思った…
(@_@;)
「待って…」
「いやいや、俺は帰るんですけど?」
「ヤダ!」
「だから車屋さんに電話を…」
「ヤダッ!」
「もう気が済んだでしょ!」
「ヤダ!」
「もう帰るって言ったでしょ!」
「直してよ!」
「だから車屋さんの仕事でしょ?」
「走れる様にしてくれるって言った!」
「だから!、下心丸出しのエロな雄って言ったじゃ無いですか!」
「謝るから!、直してよ!」
「お姉さんしつこい!」
「お願いだからあの子直して!、走れる様にしてよ!」
何でこんなにしつこいの?、自分で嫌だって言ったのに?、訳が判らん…、何で?
(?_?)
「だから車屋さんなら直ぐに直せますよ、上手く部品の在庫有れば此処で新品に替えてくれますよ?」
「それじゃ嫌なの!」
「判った、判りました!、エロガキが直して良いんですね!」
(´Д`)ハァ…
「お願いします!」
(=^・^=)
何で嬉しそうなの?、あんなに嫌がってたのに訳が判らん?
(。´・ω・)?
「見てても良い?」
「構いませんよ、何をされるか判んないですもんね?」
「そんな事言わない!」
「どうだか?」
その時に消え逝く様な小さな声で呟いたのが微かに聴こえた…
「信じさせて…」
聴こえるかどうか、俺に伝える為に発した言葉じゃ無いのは理解出来た、聴こえたんじゃしょうが無いきちっと走れる様にしてやるか…。
あの剣幕だったからディスビのカバーだけ磨いて、取り敢えず車屋に行けるだけにして置こうと思った、勿論最初は不安無く走れる様にと思ってましたよ、でもエロガキ扱いされたんじゃねぇ…。
「さっさと終わらせますよ!」
「お願いします!」
カバー磨いて、ポイントとローターはペーパー当てて磨き上げた、作業時間は約10分組付け完了!
「掛けて見て貰えてます?」
「もう終わったの?」
「えぇ!」
(⌒▽⌒)V
「ハイッ!」
軽いセルの回る音と供に直ぐに目覚めた…、ワイヤーで煽るとスムーズに追従する、この音を聴きながら俺は西の空を見ていた…。
まだまだですよ!