痛い!、痛いって!
以外と凶暴?
「この子は!、この子は!、この子はっ!」
「痛い!、痛い!、痛いって!」
「この口が言うか!」
ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!
お姉さんに両の頬を抓り上げられてます…
「お姉さん痛いって!」
「まだこの口が言うかっ!」
「何を怒ってるんですか!」
「まだ惚けるの!、さっきからエロいことばっかり言ってんでしょうがっ!」
「言ってませんよ!、エンジンの専門用語だって!」
「嘘着くんじゃ無い!、ピストンだのキトウだのローターって言ったでしょうが!、爆発、発射だっても言った!」
「だからホントにエンジンの事ですって!」
「エロ以外のなんだって言うのっ!」
「嘘じゃ無い!、嘘じゃ無いって!、痛い!、いたい!」
ホントに何でお節介な事したんだ俺は!
後悔先に立たず、先人は上手いこと言うもんだ等と場違いな事を考えていた。
「さっきのエロオヤジと言い、こんな子迄エロ以外考えて無いの雄って!」
「何勝手に決めてるんですか!」
「どいつもこいつも振られたばかりの女はコマシ易いって思ってるんでしょうが!」
「えっ?、お姉さん振られたばかりなんですか?」
「えぇそうよ!、悪かったわね!」
「俺そんな風に見られてたんですね…、ヤッパリ引き返さないで帰れば良かった…」
「えっ?」
此処で漸く抓られてた両の頬は開放された、ホントに痛かった…。
「引返して来たってどういう事?、女一人で困ってたからチャンスだって来たんじゃ無いの?」
「そんな風に思われたんですね、言っときますけど俺あのオッサンの車だって思ってたんですよ!」
「嘘でしょ?」
「困ってた風だったんでこの車位なら中身解るし、店の前で何時までも停められた侭だと店も迷惑でしょ?」
「ホントなの?、貴方このお店の人?」
「この店とは何にも関係無いですよ!」
「嘘だよね?、何で関係無いのにそんな事するの?」
普通この都会の人達なら見て見ぬ振りしますよね、余っ程お節介な人間なら有り得なく無いですが…。
「しょうが無いでしょこんな都会ならいざ知らず、助けて欲しくても集落外れたら家も無いし、連絡するにも公衆電話すら無い所から来た田舎者です!、悪かったですね見て見ぬ振りしますよ此れからは!」
「ねぇ、それホントなの?」
「困った時は助け合う、当たり前の事じゃないですか?、其れがおかしい事何でしょ?、懲りたからもう辞めます!」
(-ω-;)ウーン
「君っておんなじ事言うんだね…」
「同じ事?」
「困った時は助け合うって…」
そう言うとお姉さんはお天道様と反対側を見上げ、何処か遠い所を見て居る様に見えた。
またまだまだ続きます!