表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
コンビニで手に入るんですか、これ⁉  作者: カビゴンと一緒
128/134

日本語→日本語翻訳! Part2 ①

深夜のお店! 務めて明るく! 元気良く!

「いらっしゃいませ!」

 深夜のお店!

「お待たせいたしました!」

 務めて明るく!

「有難う御座いました!」

 元気良く!


 何時も通りレジに立つ時の決まり、否、お約束だ暗い顔などもっての外、週末の帰宅前に此処に立ち寄って頂くお客様の一日の終わりで平日の終わり、休日前に少しでも良い気持ちで帰って戴く事が出来れば良い、努めて明るく元気良く。


「いらっしゃいませ!」

「いらっしゃいませ」

 切れ間無く来店される御客様、レジに立つ二人で元気な声を掛け続ける・・・。


 今日は土曜日の深夜、平日の深夜より立ち寄られるお客様も多く購入される品目数も多い、従ってレジ も忙しく今は余計な事を考えずに済む忙しい事が有り難い、残り数分で日付けも替わる時間で数名のお客様がレジに並ばれ忙しい時間の終わりを告げて居る。


「有難う御座いました!」

「有難う御座いました」

 日付け替わった頃に最後のお客様を送り出しやっと一息付けると思ったら声が掛かる。


「先輩バイクの事詳しいんですよね?」

 惚けたバイトの片割れが話し始めた其の言葉に安堵する、何故かって?、今日は土曜日で例のお姉さんの姿を今週も見掛け無い多分彼氏の処だろう、其れを否定する奴の力説を聞かずに済む、今はその手の話しは勘弁して欲しい、そう言う事だ。


「何時も乗ってるバイクの調子が悪いんですよね〜」

「ふ~ん、どんな風に可怪(おか)しいんだ?」

「吹け上がらないし、変な音もするし…」

「音も?」

「なんかモタモタ加速するんです、エンジン掛けると結構大きな音もするんですよね…」

 ウ~ン?、奴が乗って来てるのはHONDA製50ccのモペット、横型と呼ばれる4stのエンジンは基本はカブと同じ、OILの管理さえちゃんとしてりゃ壊れる所なんて無い筈なんだが…?

 (。ŏ﹏ŏ)?


「判ったよ、別に予定も無いしバイト終わったら見てやるよ!」

「有難う御座います!」

 ヽ(`▽´)/

 そうだなもう急いで帰る必要も無いし、バイク探しに出る位しか用も無い、気も紛れるから良いか…。


「待て待て、見たからと言って直るとは限らんぞ?」

「必ず直ります!、お任せします!」

 ヽ(`▽´)/

 まぁ良いか、直せる様ならその侭修理しても…、なし崩しに予定が埋まった。


「それで先輩今日もお姉さん来ませんでしたね?」

「前にも言っただろう、土曜なんだから彼氏の所だって!」

「否!、お姉さんに限って有り得ません!」

 結局こうなるんかい…。

 (。ŏ﹏ŏ)ウ~ン


 暫し奴の話しを聞き流した後は思い出した様にいらっしゃるお客様の接客、荷受けに品出しと何時もと変わらない時間が過ぎて行く、日が昇り朝の忙しい時間も終わり何かと話し掛けられ過ぎた時間、此の後は少し前に過ごした会話の無い日々へ戻る、そう思ったんだが…。

「バイト終わったらバイク見て貰えるんですよね?」

「あゝそうだったな。」


 そうだそんな約束したんだっけな・・・。


 此の後は予定も無い、時間もある・・・。

「死んじゃったら其処で終わりなんだよ!」

 時間を掛けて考えてか…、不安そうに覗き込む顔は誰でも無いこの俺がさせたんだ…、何時でも優しく微笑む女性(ひと)はもう居ない…。


日本語って難しいですよね・・・。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ