勿論売ってません
こんな事が起きるんでしょうか?
もう随分前の話に為りますね…。
未だコンビニのレジがバーコードのスキャンじゃ無くて、金額確認して手打ちで金額入力、現金を預かりお釣りを渡す、カードやスマホ決済の無い時代、全て現金の手渡しだった頃のとあるレジ打ちの深夜バイトしてた青年のフィクション?かノンフィクション?なのか一寸怪しい話です。
真面目な勤労青年が何時もの様に御客様対応、23時からの深夜バイトで忙しい時間帯、何故なら最終の私鉄が到着し、都心からベットタウンと言われる此処に帰宅者が訪れる時間帯なのです。
疲れた帰宅者が駅前のコンビニを素通りし、なるべく自宅に近いコンビニである此のコンビニに立ち寄るからですね、疲れたサラリーマン達に混じり一際眼を引く存在、強いて言うなら深夜の眼の清涼剤一目で眼を覚ます位です、ですがやはり疲れた顔をしているお姉さん、多分年の頃なら2~3歳ほど年上の筈、じゃあ勤労青年は幾つだ?、半年ほどで二十歳と聞いて居りますよ。
艶の有る綺麗な黒髪、肩に掛かる程の髪を後ろで纏めスーツを纏い如何にも仕事の出来るお姉さん!、と言った所ですかね…。
雑誌コーナーで足を停め、ボトルのケースからスポーツドリンクか清涼飲料水、サンドイッチか軽めの弁当を手にして略一周してレジへ向かって来る。
「何時も此の時間迄ご苦労様です!」
「仕事だからね…」
「お疲れ様です!」
「ありがとう」
そう言い残し後ろ手に手を振り店を後にする、週4深夜のバイト会わないのは日曜のシフトの時位土曜日でも略同じ、購入される物もほぼ決まって居る、11時半のお姉さんとバイトの中では呼ばれて居る、何時も疲れた顔…。
綺麗な顔してるだけに疲労が滲み出て居る、イケイケの頃そうバブルの弾ける前の頃お話です。
フィクションなのか?
ノンフィクションなのか?
良く解りません!