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6話 初心者研修はじまりました!!

今回は説明回みたいなものです。少し長くて細々としていますが、なんとなくで覚えていただければと思います。


誤字脱字は投稿前に確認はしていますがもしあれば言っていただければ修正いたします。


 「初めてダンジョン都市に来た方で冒険者志望の方ー!!こちらにお集まりくださーい!!」


 茶髪でポニーテールをした明るそうなお姉さんが冒険者達を集めていたので、俺たちもそこへ向かった。


 「これで以上ですかね?はじめまして初心者部門の者で今日初めて来られた冒険者さん達への案内を務めさせていただきます。サリーという名前ですのでサリーちゃんと親しみを込めて呼んでください!」


 強面の人達の前でよくあんなことが言えるな……。


 「サリーちゃーん!!」


 横でデュークが何か言ってるが無視しよう……。


 「これから大まかにダンジョン都市について説明させていただきたいのですが、今日の新規冒険者の方は13人と聞いていますので、総合冒険者組合を略してCAUってところの会議室を使います」


 サリーはそういうと俺達を連れてさっき道路で走っていた乗り物より大きい乗り物まで案内した。


 「皆さんは初めて見るでしょうが、これはその辺で走っている乗り物と同じ車もしくは自動車と呼ばれるものです。

その中でも公共の乗り物として使われているのがこのバスと呼ばれるものですね。今回はこれで移動していただきます」


 「デカくてかっこいいじゃねぇか!!金稼いだらこんなんも買えるのか!?」


 「デュークは大きければなんでもいいのかよ。俺はその辺に走ってるかっこいいやつがいいなー」


 「僕はクランの人が増えたら大きいほうが便利だとおもうけどね」


 そして俺達はバスに乗り込んだ。ひとつひとつの座席は小さいが多くの人が乗れるようだ。


 「それでは出発しますね!!」


 そうするとシュイーーンという音が鳴った後動き出したが馬車よりも早く揺れが少ない。

 これにはケツを痛めずにすむからとデュークが喜んでいた。


 この乗り物には窓が付いており外を眺めていると信じられないほど高い建物や、華やかな建物があった。行き交う人達はみんな楽しそうにしていた。


 遠くに砦みたいなものがあったので見ているとお姉さんがあれはダンジョンだと説明していた。


 「あれがダンジョンなんだね。周りが綺麗な建物だけだからかなり目立つね」


 そうこう言っている間に縦にも横にも大きい建物の前で止まった。バスの先頭の上には【Aa-45 CAU前行き】と書いてあった。


 「さてみなさん着きましたよ。ここが総合冒険者組合のAブロック本部と言われる所です。それでは皆さん着いてきてください」


 サリーに着いていくと建物の中には沢山の冒険者らしき者や、大金を持っていそうな商人などが混雑していた。そのまま謎の扉に入ると1〜5ある内の5番をサリーは押した。


 「うぉ!なんだこれ!?」


 急に部屋の中が動き出したのだ。


 「これは魔導エレベーターと呼ばれる魔道具ですね。階段より楽に登れる乗り物ですかね」


 そんなものまであるとはダンジョン都市とは一体……。


 着いたらしく降りてみると広い通路があり、何個もの扉があった。


 「えーっと会議室は……あっここですね。」


 サリーある扉の前に立つと横にある端末らしきところに金属で出来たリストバンドのような物を押し付けると扉が左右に自動で開いた。


 「さてみなさん!お好きなところにお座りください!!これから色々と説明させてもらいますね!」


 俺、デューク、スレイは並んで3列目辺りに座った。


 「皆さんはここに来るまで不思議な物を見てきましたよね?それについても住んでいれば慣れてきますが、必要そうなところだけ説明します」


 サリーが言うには、ダンジョン都市とは神様が人間達に試練を与えるため創られたと言われているらしい。


 他にもダンジョン都市ではA〜Lまでの横4列縦3列のブロックという街が集まり都市として構成されているらしく、ブロック1つにつき左上から時計回りにabcdと4分割されたのが何丁目などと同じ感じらしい。さらにそこから一つ一つの建物に番号があるらしくそれが番地らしい。


挿絵(By みてみん)


 ようはこの建物はAブロックの左上のaの中にある45番の建物なので【Aa-45の総合冒険者組合】ということになる。


 「全部でブロックのa〜dにはそれぞれ1つずつダンジョンがあります。ダンジョンの難易度は上から特級が最上級でありその下から2等級〜10等級の順に簡単になっていきます。冒険者ランクも同じですので皆さんは10等級冒険者ということになります」


 そういうと今度はみんなに先程のリストバンドを配っていった。


 「それはダンジョン都市では大事な物なので今つけて基本的に外さないでくださいね。これはメニューバンドと呼ばれるもので色々な機能があります。略してメニューと呼ばれますね。機能はたとえば……」


 ・ダンジョン都市の通貨になる仮想通貨の取り扱い。単位はメル。バスやタクシーと言われるようなものでも払えるらしい。


 ・さっきのような鍵の機能。


 ・地図、計算機、通販機能


 ・色んなことが調べられるインターネットと呼ばれるもの。


 ・冒険者には冒険記録が記録される。


 ・アイテムボックス機能


 「これらの機能があります。便利ですよね。今は白いシンプルなデザインですが、他のデザインも売っているので欲しい方はどうぞ」


 「通貨についてですが単位はメルといいます。実は入門税の一部はメルにされますので皆さんには一律で20万メルがメニューに振り込まれていますのでそれが最初の軍資金になります。」


 大体150メルでパン1つ、宿に泊まれば1人5000メル以上という基準らしい。


 他にもクランについて、ダンジョンについて、ランキングについてなどを説明された。


 要約するとクランは4人以上から作れるようになる。費用は100万メル。クランの恩恵としてはメンバーや出資者を募りやすかったり、パーティーを分散して利益を上げれることだ。


 ダンジョンは冒険者ランクに見合ったダンジョン難易度にしたほうがいいが基本的に自己責任で好きにして良いらしい。


 ダンジョンの収入は10%をCAUに収めなければいけないが、クランでダンジョンを攻略すると1週間の間の全体収益の10%は利益になるとのこと。有名なダンジョンを攻略して利益にしたいところだ。


 ランキングはメニューでも確認できるらしく、総合、撃破数、ボス撃破数、視聴者数などでランキング10位以内に入れば特別ボーナスが入ったりするらしい。それぞれ冒険者ランク毎に分かれており、クランとしても分かれているとのこと。更新は1日毎らしい。


 特に総合ランキングは大事らしくランクを上げるときに1位になった状態で3日キープすることらしい。


 説明がなかなか長く細々していて覚えにくいな。

 でもなんとなくわかってればいいだろう。メニューでも確認できるみたいだし。


 大事なことは特級クランにまでなれば名誉、金、権力が絶大になること。

 目標はもちろん個人、クラン共に特級ランキング1位だ!!


 「説明は以上です。これからここの地下にあるチュートリアルダンジョンというものに行ってもらいます。スライムやゴブリンというモンスターしか出ませんのでご安心ください!!」


ここまで読んで頂きありがとうございます。


[今日の一言]つい張り切っちゃって説明長すぎましたね笑 ここから初心者編となります。面白くしていけるよう頑張ります。


基本的に週5〜7投稿を目安に18時に予約投稿をしております。

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