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ばくろ

ブックマークと評価、そして感想ありがとうございました!








「お兄ちゃんのチャンネル、教えてくれないから何もわからないんだけど……もしかしてお兄ちゃんって『フォーチューズ』の関係者だったり編集係だったりしない?前にお兄ちゃんがフォーチューズのメンバーとパーティーを組んでるって言う夢を見たことあるんだけど……」


なんだその夢は。

そう思ったけど以前、奈恵が僕にパーティーを組んでいるか聞いて来た時も『フォーチューズ』のメンバーの男女比を当てていたからもしかして奈恵には何かを夢で見通す力があるのか?


と、僕はしばらく考え込む。


そしてこれ奈恵に以上隠しても無駄……ならいっそ暴露してしまおう。


「……わかった。話すよ、全て。」

僕は奈恵にこれまでの経緯を話す決意をして話し始める。


「……僕が、フォーチューズなんだ。」


「お兄ちゃんがフォーチューズ?……どう言うこと?だってフォーチューズは4人だし……」

どうやら唐突すぎて理解が追いついてないのかと僕は思ったので実際に見せることにした。


「じゃあ今から見せるよ。人格分身!」

僕の背後にマルス、ラディー、ルカ、アインスを出現させる。


ちなみにレベル上げをする時は分身を8体出すことで僕が得られる経験値は900%(9人分)×0.45をで常人の4.05倍の経験値が得られる。


ちなみにだけど×0.45なのはパーティーを組むデメリットで2〜4人パーティーは配分経験値が70%そこから1人増える毎にマイナス5%だから僕と分身で9人で45%の筈だ。


だから18人以上でパーティーを組めば誰にも経験値は入らないと言うことにもなる。


なんて改めて経験値配分の大切さを考えたところで奈恵は頭の中で整理がついたらしい。


そして奈恵は決意を固めた眼で僕をまっすぐ見てきた。


「ありがとね、お兄ちゃん。」


「急にどうしたの?」


「おかげで私の気持ちが整理できた。私はお兄ちゃんの隣に立ちたいんだって。………だから私もいつかお兄ちゃんに追いつくよ。私たちのパーティーでね!」


「わかった、なら僕も負けてられないね。朝ご飯を食べたらさっそくダンジョン攻略をしようかな。」


「あっ、それじゃあ朝ご飯作るから待っててね!」


「うん。」


僕がフォーチューズだってことを大勢に広められるのを危惧していたけどどうやら奈恵は言い降らす気も無さそうだからそれは杞憂で終わりそうだ。


そう思った僕は一息ついてから朝食を食べに向かったのだった。


この小説が気に入っていただけたらブックマークや☆☆☆☆☆を押して応援お願いします。


ダンジョン攻略は次回からです。

お待たせしました!

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