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いつかまた会えたなら  作者: 真宵 小晴
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2人の約束

「大きくなったら海斗くんのお嫁さんになるの。」

「約束だからね、千鶴ちゃん。」

子どもが小さな手で指切りげんまんをしている。

ああ、懐かしいなぁ。

私と海斗が将来を誓った日。




ピピッ…

部屋に鳴り響くアラームの音で目が覚める。

アラームを止め、起き上がりながら今朝見た夢のことを考える。

幼い頃の約束。

海斗は覚えているのかな・・・。



私こと千鶴と海斗は幼なじみだ。

生まれた時から隣にいて、いつもどこに行くのだって一緒だった。

それは大人になっても変わらないと思っていた。

いつまでも一緒にいて、永遠に笑い合っていると思っていた。

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