プロローグ
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20××年、8月31日夜中……
— 〇〇帝国の首都、清京の中心部で謎の物体が墜落した—。
その衝撃で大規模な爆発が発生。爆発は国の重要機関を施設ごと吹き飛ばした。
大地は揺れ、空気は燃えているかのように熱く、それはとても現実世界の中での出来事のようではなかったと言う。
微かに見える、海の水面だけが、ただ月夜をたたえて静かに泣いていた。それを何故か無性に憶えている。
爆発の跡地の地はえぐれ、ほんの数秒前の清京とは全く別の地になっていた。
然し、倒れていた人間たちは、血の一滴も流していなかった。その代わりとして、人間たちは人の形を残したまま、砂と化していた。風が吹くと少し、また少しと、形を崩していった。
事件から3日経っても、人間の砂化は止まらなかった。
残っていた研究者達が必死で原因を究明しようとするが、原因はいつまで経っでもわからなかった。
そのため、事件から二週間程経った頃には、帝国の人口は前の3分の1ほどになっていた。
爆発被害は清京以外の都市にももたらされ、それがほぼ同時に起こったことから、帝国は壊滅状態に陥っていた。
国の中心政府はダメージをもろに受け、全く機能せず、国はまとまらずにあった……。
その後、帝国は諸列国の援助を受け、順調に回復していった。
帝国がほぼほぼ回復したという時、
援助をしていた諸列国の中でも特に力を持っていた四国、サンドリア、ナフタリア、タリカ、ランスは帝国の自治権を求めてきた。
帝国は必死で拒み続け、長期に渡る話し合いの結果、
最大権力者である「玉」は帝国自身から、皇玉を支える四つの大臣、
「政大臣」「文大臣」「華大臣」「法大臣」をそれぞれ四国から出すことで五国は合意した。
それ以外にも様々な決まりごとを決め、晴れて新しい帝国が出来た。
事件から100年、爆発事件も教科書に載って歴史として語られるようになった頃、
四大臣の一族は絶大な権力と資産を持つようになり貴族と呼ばれていた。
その頃には玉など名ばかりで四家が互いに争う状態になっていた。
そこで四家は玉にふさわしい人間を公正に選ぶため、ある特殊な学校を創設した。
そしてその学園の名前を蒼泉学園とした。
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