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真実

アンゴラス帝国 帝都キャルツ 王城

不幸はいつも沢山の仲間を連れだってやって来る。

「よってサンドール王国駐留軍の陸上戦力は壊滅。サンドール王国駐駐留軍が反乱の鎮圧のための応援を求めています。」軍務相デクスターが報告する。


「あそこには、いつもより倍近い人員がいたはずです。なぜ野蛮人に、それも植民地の野蛮人ごときに遅れを取るのでしょう?」魔導相アイルが軍の無能、もしくは怠慢だと闇に示す。。


「陸戦用の人員が不足しているとのことです。魔導砲もゴーレムがないと陸揚げできないとのことです。」


「食糧の現地調達が難しい今これ以上兵を増やして兵坦に負担を掛けることはできんが、ゴーレムならなんとかなるだろう。手配してやれ。」皇帝バイルが言う。


「しかし、ゴーレムを輸送できるような大型船はもう残っていません。2ヶ月後に完成予定の輸送艦でなら運べますが。」


「それでかまわん。」


「了解しました。」


ノックがなり一同の注目はドアへと集まる。


「失礼します。」入ってきたのは内務相リジーだ。


「遅刻だぞ?」皇帝バイルが言う。


「緊急の案件が入ったものでして。」リジーは臆することなく席に着く。


「この会議より優先度が高いことがあるとでも?」アイルは責めるように言う。


「こちらをご覧ください。」アイルの言葉を無視してリジーは沢山の資料、及び冊子を配り始める。


「これは…」


「日本へ派遣した諜報員からの報告です。」


「そんな馬鹿な!」そのうちの一つ、東京観光案内と書かれた冊子に釘付けになる。巨大な高層建築群の魔写。こんな都市が辺境に存在することなどあってはならない。


「彼の国が本当にヒルメラーゼ共和国の援助を受けているのか、固定概念を捨てて一度改めて調べ直す必要があるかもしれません。」リジーは諜報員からの情報の報告に入るのだった。





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