祓い屋の幽霊

【半人前の唄】
朝日野奏は享年18歳のひねくれ者。ある妖怪を退治した時、地獄に堕ちて戻ってきたら10年が経っていた！
奏の帰る場所──『霧の里』はずっと霧に包まれていて、江戸の街のような世界。そこで奏は気の合わない師匠と、喧嘩ばかりを繰り返す。
そこに初めて奏と同じ現代人──詩音がやってきた。······が、彼女ちょっと怪しげな感じ？
奏が疑っても、誰も奏を信じてくれない。

詩音の目的とは一体何なのか。


【いつまでも続く唄】
詩音の一件から住民と少し距離が縮んだ『霧の里』に、祓い屋仲間の千代と生馬が帰ってきた！
仕事仲間が全員揃って仲良く(？)生活をしていると、突然亜種の気配を察知。
奏と生馬が現代に向かうと、そこには大きな怪鳥と、それを従える青年がいた。
妖術にかかって奏は過去といがみ合い、苦しむ羽目になる。それを救ったのは生馬の言葉だった──


※この作品は『カクヨム』、『ノベルアップ』にも掲載されています。