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18日目<早朝>

翌朝日が昇りまだ幾時もたつより前に…ジョニー…

そしてチェックは彼の乗っていたモトクロスに無理やり二人乗りする形で城を飛び出していた。


1つはもちろんジタンの生存の確認に行くため。そしてもう1つは車の確保のためだった。


ジョニーはブルーズたちと会う前に一組の夫婦とあっている。

リッグと名乗るその夫婦と子供たちへ安全な場所を紹介するとして、ある一つの集落跡を紹介していた。

今回向かうその集落…食料のある倉庫に幼い姉妹2人組が隠れていたあの村。


そこにジタンはいるのだと姫騎士から聞いたわけだ。

もしリッグたち夫妻もそこに無事たどり着いていれば、夫妻の乗っていた車もあるはずだ。


姫騎士曰く

「ゾンビ騒動が起きてから城から離れた集落は軒並み廃墟になった…だがゾンビをジョニーたちが退治してから

何人かは自分の集落に生活に必要な日用品を回収に出たんだ…その

集落に戻る途中でジタンに似た人間を担いだ子供を見かけたと証言した人間がいたんだ」


詳しく聞くと道には武装バンで道をえぐった跡が近くにあったとの事で姫騎士は

それがジタンであると確信し、使いの者を送ったというのだが…


「だが…そのものらは今だ戻ってきてない…」


との事だった。

まだ確認が取れていないこともありジョニーに話すのは迷っていたそうだが

確認するだけならばとジョニーは1人で確認に行こうとした。

…のだが全員から1人では危険だし、武装ジープも地下道から持ち出せていない。


ならばという事で、モトクロスに乗ったチェックが同行してくれる運びとなった。


「わりいな…手間取らせちまって」

細身のモトクロスに窮屈ながら中年2人を乗せてゆっくり走る中、チェックの背中に抱き着く形で

後ろに乗せてもらっているジョニーはそのままチェックと道案内しつつ進んでいた。

少し申し訳なさそうに言うジョニーにチェックは遠慮するなと左手を上げて返事をして見せる。


そうしてしばらく走るうちに、武装バンが通ったであろう獣道を見つけ道なりに進んでいた…

が村に近づくにつれ、明らかに手が入った工作のあとが見られるようになった。


「柵…かな?」

「柵…だろうな」


道を阻むかのように折れた枝を等間隔に突き立てその間を、縫うようにまた枝が縛り付けられている。

それが村を中心にしてぐるりと張り巡らされているようだった。

だが…


「これじゃあゾンビは防げないよな…?」

「ああ、柵の背が低すぎる」


柵の高さはせいぜい成人男性の腰ぐらい。強度もこういってはなんだが押せばしなる程度のもので

ゾンビの大群であれば難なく引き倒せるような代物に見えた。


「まるで…この先には入るなと警告してるような感じだな」

「ゾンビに対してか?」


チェックの答えに苦虫をかみつぶしたような顔でジョニーは答える。


「人間に対してだよ…」


猛烈に嫌な予感がする…その気持ちを隠せずジョニーはそう吐き捨てた。




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