母親に売られちゃいました。完
売られちゃいました編。完結です
家に帰ると、そこには見知らなぬ男性の大人が5人ほど集まっていた。
(何してるんだろ…お母さんのお友達かな?)
嫌な感じがする…そう思いありさは階段の陰に身を隠していた。
(早く帰らないかな...)
5分、10分とまったが帰る気配がない…どうしよう…と、考えていると後ろから。
「あら、ありさ。ここでなにしてるの?その花はなに?」
「お母さん!いやぁ…玄関にたくさんの男の人が集まってたから、怖くて身を隠してたんだ。あ、この花は、お祝いの花だよ!おめでとう!」
お祝い?と頭で考える母であったが、ありさの手をとり
「きなさい。ありさ」
力ずよくありさのてをひき、玄関へむかう。
「こんにちわ、この子が先日お話したありさです。遅くなってしまい申し訳ございません。」
「え?お母さん?どういう…」
わけがわからない。なに、私どうなるの…?
「まだ話してなかったわね。あなた、今日からこの人達に売られるのよ?」
え…?
「私、彼と結婚することにしたの。で、話し合った結果あなたの存在が邪魔だから、どうせなら結婚資金の足しにしよう!っておもったのよ。だから、あなたを売ることにしたの。大事に売ってもらいなさい」
つきつけられた言葉に、なんて返していいかわからない絶望。このあと、私はどうなるの…?という恐怖で今にも崩れそうだった、
「さ、お嬢ちゃん。おれたちと一緒にくるんだ。」
「おか…おかさ…おかあさん…噓だよね…?やだ…やだよ…」
「この花もいらないわ。じゃあお元気で」
母は、花をなげすてそのばをさった。
「うわぁぁぁぁぁぁぁっぁぁぁぁぁっぁぁぁっぁぁl!」
ありさは、そのばを全力でかけだしにげだした、この絶望から。恐怖から。なにも見たくない。
こわい、こわい。こわい。こわい。何もミズにかけだした、
その結果
ズドン
鈍い音が響き、彼女はこの世から消えた。
次回から、異世界転生します