第1章 母親に売られちゃいました。
第1章の第1話です。
少しだけですが、ふせんを巡らせてみました。
この後どうなるのかな??って少しでも考えていただけたら嬉しいです。
4月の朝。強い朝日の日差しに当てられ、輝きの中目を覚ますと、そこにはいつも通りの風景が転がっていた。
1LDKのアパート、物らしい物はなく、あるのはテーブル、タンスなど、生活費して行く中で必要な物だけである。こんな生活を何年も続けてきた彼女の名前は、葉月ありさ(はずき)母との2人暮らし。しかし、母の姿はない……。父は数年前に他界しており、母は最近新しくできた彼と夢中だからである。
なぜこんな期待を抱くような気持ちで起きたかというと、今日から高校生になるからである。
新しい出会い。新しい生活。きっと何かが変わるに違いない。そんな予感がした。
テーブルの方に向かうと置き手紙があり、
「食事が冷蔵庫に入っているから、それを食べて学校にいきなさい。お母さんは忙しくて行けそうにないけど、今日の入学式が終わった後大事ことを貴方に伝えなきゃいけないから、すぐに帰宅するようにね」
(大事な話ってなんだろう…結婚するとかかな??まぁ、そんなことないよね…)
ありさは、冷蔵庫を開け朝ごはんであろう豆腐を手に取り炊いてあったご飯と味噌汁とともに朝食をとるのだった。
朝食をとり終えると、時間は7:20分を示している。学校には8:00に出れば十分間に合うので、今日は念には念をいれて、決めていこう。そう思った。
金髪の長髪、澄んだ青の瞳、容姿鍛錬。まさしく彼女はいわゆる美少女であろう。ブレザーの制服を身にまとい、鏡の前で最後のお手入れを終えると、時間は8:00を示していた。
(よし…!)
『ガチャ』玄関の扉をあけ『希望』の一歩を踏み出した。
感想、アドバイスなどお待ちしております。