登場人物紹介12
第十一章
延び延びになっていた新部門のスタートと、サウードとの契約を終えた吉野の帰国。喜ぶべきことの重なるなか、黙々と仕事に打ち込む飛鳥だったが――
*ヘンリー・ソールスベリー
飛鳥の友人。ケンブリッジ大学経営学部卒。
父親の会社ジョサイア貿易から独立したIT会社「コズモス」のCOO。
「コズモス」「杜月」の親会社アーカシャ―HDのCEO。
*サラ・アマラ・ソールスベリー
ヘンリーの腹違いの妹。
インドから英国のマーシュコートにあるソールスベリー邸に引き取られる。
スーパー・コンピューター・コズモスの開発者。IT会社「コズモス」のCEO。
飛鳥と婚約中。
*杜月 飛鳥 (とづき あすか)
ケンブリッジ大学工学部卒。英国滞在六年目。
ヘンリーと共同で、アーカシャ―HDを設立している。
空中投影タブレットTS、空中立体映像投影装置をサラと共同で開発。
サラの婚約者。
*杜月 吉野 (とづき よしの)
飛鳥の弟。ケンブリッジ大学数学科3年生。友人であるマシュリク国皇太子サウードの金融アドバイザーだった。
【飛鳥・ヘンリーの友人・関係者たち】
*アレン・フェイラー
ヘンリーの弟。米国からの留学生。ケンブリッジ大学経営学部2年生。
米国のフェイラー財閥の跡取り。
*アーネスト・ラザフォード (愛称 アーニー)
ヘンリーの一学年上の先輩で幼馴染。ケンブリッジ大法学部卒。弁護士事務所で働く傍らヘンリーの会社の相談役も務める。
ラザフォード家は、杜月兄弟の英国での身元引受人。
*デヴィッド・ラザフォード (愛称 デヴィ、デイヴ)
ヘンリーの幼馴染で飛鳥の友人。アーネストの弟。今までアシスタントしていたアーカシャ―HDへ正式入社する。
ケンブリッジでは飛鳥、ヘンリーと同居。
*ウィリアム・マーカス (愛称 ウィル)
ヘンリーの秘書。ケンブリッジ工学部卒。吉野のお目付け役。
【ケンブリッジ・ソールスベリー邸の人々】
*マーカス
ソールスベリー家の執事。現在は、サラのいるマーシュコート邸で勤務している。
*メアリー・ボイド
ソールスベリー家の家政婦。マーシュコート邸で勤務。
*ナンシー・グッドウィル
ケンブリッジのソールスベリー邸の新しい家政婦。メアリーの姪。
*ゴードン
ソールスベリー家の庭師。
*アルバート・マクレガー (愛称 アル)
ヘンリーの新しい秘書兼執事見習い。
日本で飛鳥の父の秘書をしていた。
【吉野・アレンの友人たち】
*フレデリック・キングスリー (愛称 フレッド)
ケンブリッジ大学文学部2年生。ベストセラー作家。
*クリス・ガストン
実家は英国金融界の実力者。ケンブリッジ大学経済学部2年生。
【ルベリーニ一族】
*ロレンツォ・ルベリーニ (愛称 ロニー)
イタリア本家惣領息子。欧州経済を支えるルベリーニ一族の宗主。
ケンブリッジ経営学部卒。
*ルドルフ・フォン・ヴォルフ
スイス分家当主。
*フィリップ・ド・パルデュ
フランス分家当主。フランスからのエリオット留学生。5学年生。
*マリーネ・フォン・(アッシェンバッハ)ヴォルフ
ドイツ分家女当主から、スイス、フォン・ヴォルフ家と婚姻。ルドルフの妻
*マルセッロ・ボルージャ
スペイン分家当主。双子の兄マルセルと戸籍を共有している。
*マルセル・ボルージャ
マルセッロの兄。虚弱体質で特殊能力を持つ。
【マシュリク国関係】
*サウード・M・アル=マルズーク
マシュリク国皇太子。吉野の友人。
*イスハ―ク・A・ラシード
サウードの従者。
* アリー・ファイサル・バッティ
元・吉野の護衛。後に王宮近衛師団長に就任。
* アブド・H・アル=マルズーク
マシュリク国副皇太子兼国防大臣。サウードの従兄弟。サウードとの政争に敗れ米国へ亡命したが策に溺れて本国にて逮捕される。
* アブドルアジーズ・H・アル=マルズーク
アブドの兄。米国在住。莫大な資産を持つ個人投資家。
* ムハンマド・A・アル=マルズーク
マシュリク国、現国王。
【その他】
*ジェームズ・テーラー (愛称 ジム)
物理学者兼ヘッジファンド・リグレッション・テクノロジーズCEO。米国在住。
*キャロライン・フェイラー(愛称 キャル)
ヘンリーの妹。米国ロスアンゼルス在住。セドリック・ブラッドリーと婚約中。
*ロバート・カールトン
ガン・エデン社CEOリック・カールトンの息子。学生起業家。ロス在住。キャルの婚約者候補だった。吉野との共同事業を計画している。
*セドリック・ブラッドリー (愛称 セディ)
エリオット校出身。ヘンリーの後輩。アレンや吉野と確執がある。




