暴走ー再生は破壊の為に
後半は色々ヤバイです、
注意。
わからない…
頭は真っ白で事実を真実として飲み込めない、
彼の身体から噴き出る血が、
僕の中で次第に燃えつきゆく命が、
それでもなお僕に笑いかける彼が、
これは幻想、
彼女が見せる幻想、
そんな事は理解して居る…でも、
なんで君が、此処に居るの?
「『アシュタルト』…」
☆☆☆
事の始まりは単純な物だった、
僕が寝て、夢を見る、ただそれだけだった。
そうして、今の夢、
オセくんが無数の槍に僕を庇う為に貫かれる幻想を見せられて居る。
何度も、何度も、
オセくんの小さな身体が強大な槍に腹を、胸を、肩を、貫かれてゆく。
幻想、これは幻想、
だというのに…
込み上げる感情は本物だった。
それに、
僕の中には居る訳も無い死者が居た。
僕と瓜二つの容姿、
違うのは髪の色と眼の色、
「なんで君が此処に居るのさ…此処は僕の夢の世界なんだけど、さっさと出て行ってくれないかな?」
此処は僕の夢の世界、
ならば僕が強く望めばそれは消える筈だったのに、
アシュタルトは薄ら笑いを浮かべたまま陰る事も無い。
アシュタルトの薄ら笑いダナンて自分の事とは言えども中々貴重な物を視た様な気がする。
「何故か…かい?そんなにも僕が此処に居る事が、存在する事が不思議なのかい?」
不思議も何も無い、
びっくり以上の感情をいだけると思うかい?
それもこんな趣味悪い幻想を何度も何度も見せられてさ…
「だろうね、でも僕だって無意味にやった訳では無いよ?ただ君に気がついてもらいたかったからね」
此処が肉体がなく、精神がむき出しな世界な訳だから心を読まれるのは居た仕方ない事として、
一体僕に何を気がついて欲しいと言うんだろうね…?
「君は、僕が死んだ事により、彼ら、特にオセくんが如何に心に傷をおったか、理解で来て居るかい?」
…なるほど、
そう言う訳ね、
デカラビアがオセくんを庇って死んだ事、
オセくんが僕を庇って死んでゆく幻想、
つまり、ヒトの痛みを知れ、と言う事だね…
だったらもっとスマートな方法が在るだろうに…
「君みたいなおバカさんじゃ話ただけじゃ通じないと思ってね、多少の荒治療だけど勘弁してくれたまえ」
うん、
わかったよ、オセくんが表では明るく振舞って居るけれど心では常に嘆いて居る事、
それはバルベリトくんもおんなじだって事。
だけどさ…
「僕が何故此処に居るか理解できない…そう言いたいのかな?イシュタル」
アシュタルトはいよいよ笑みを深くして謎解きの姿勢に移る、
なんたって、僕が此処に居る事がデカラビアの存在の証拠。
「物事を完璧に移すだなんて不可能な事、天上お諏訪す神々ですら『模造品』でしかない」
「つまり、僕がゴーレムの肉体に精神を移すさい、少なからず情報の齟齬が生じた」
「その情報の齟齬が君、イシュタルの現在だね、で、その残りカスの情報が僕、アシュタルト…」
此処までこれば僕にだって解る、
どうやら僕は間違った二つの人格を同じ肉体に宿してしまって居ると言う事。
「じゃあ、どうするさ?今此処でノイズの僕を消して残りカスの君が僕に成り代わると言うのかい?」
ごめんね、ややこしくて、
僕はアシュタルトに尋ねる、
そりゃ僕だって死にたかないからね、
バルベリトくんとの成長をまだ視て居たいし、オセくん成分が全然足らない。
「君って随分変態だよね、僕が言えた義理じゃないけどさ、まぁ、君を消すつもりはないよ?今日のはあくまで自重しようね?って言いに来ただけだから、僕の誕生日よろしく祝っと居てよ」
それきりの言葉を残してデカラビアの姿は消えて、
僕の意識は夢の中から現実へと浮上して行った。
☆
“やぁ、爽やかな朝だね、因みに今日が僕の誕生日だよ、この世界の宗教の定義に従って儀式的に祝ってくれたまえ”
アシュタルト、
なんで居るの?
そもそもおかしくないかな?
もう良いけど。
因みに僕らが寝泊まりして居るのはBARの二階にある小部屋、
『ルートヴィヒ』と同じ布団で寝て居るよ。
「おはよう、『ルートヴィヒ』良い朝だね」
ある意味最悪の悪夢からの目覚め、
なんとなく隣で寝ている『ルートヴィヒ』に話しかけようとしたら…
年齢、13歳ほど
特徴、イヌミミ、シッポ
寝方、手足を丸め、お尻こちらに突き出すスタイル、
極めつけ、素っ裸。
もー、どぉにゃってるのかわからにゃーぜ。
「む…朝か、思った以上に寝てしまったらしいな、そろそろ下へいくか」
突然起き出した少年は聞き覚えのある声で立ち上がり、僕の前に勃った。
あ、もうどうしらたらいいか真面目にわから無いです、
誰か助けて。
“シャブレば?視た所見た目程幼くなさそうだし、ほら、丁度良い感じにボッ…”
良い感じに黙れ、
やばい、アシュタルトがキャラ崩壊起こしてる、
そして謎の少年がわかりやすくわかりやすくて困る。
「…ふー、あー、ゆー」
「はぁ…⁈何語だそれは?」
少年…もう明らかにルートヴィヒだから良いや、
が、ようやく萎えて来たモノをブラブラと、尻尾と同じリズムで降っている。
僕の中でデカラビアが大爆笑して居る、
あぁ、もう皆が愛した『デカラビア』はこの世には居ないんだね。
ルートヴィヒはかっこいいかと言われたらどちからと言ったら可愛い系の顔に、毛と同じ黒色の眉毛を顰めて居る。
あと尻尾フルな、
そのせいでお前のが揺れてんのがわかった、
これ以上僕の心労を増やさないでくれ。
「ところでイシュタルよ、背が縮んだか?随分と低くなった様な…」
君今の13歳の体格だから、
八歳の少女と体格競わないでくれるかな?
「きみ…今の自分の姿に気がついてる?」
腰に手を当てて片足に重心を傾けて居る、
所謂めんどくさい時の格好。
なんか慣れてナい?
「な、なんだこれは⁈どうなっている!」
んなもんこっちが聞きたいわ、
ルートヴィヒは申し訳程度に毛の生えたツルツルのモノをぺちぺち叩きながら叫ぶ。
被ってるし…
大丈夫かな?
「な、何故こんな情けない姿になってしまったのだ⁈」
ぺちぺち
「ま、まさか昨日魔術師にかけられたあの変な水が原因なのか⁈」
ぺちぺち
「まったく…(ぺちぺち)」
「辞めい!好い加減うっとおしい!ねじ切るぞ⁈」
僕はルートヴィヒがぺちぺちしてた奴を結構強い力で握りながら黙れ宣言をする。
序盤との温度差に負けそう、
正直涙が出て来そう。
「ぁ…、お、お前…なにを…あ、あぁ…」
え”…?
なにを切なげな声を出して居るの?
そう思った瞬間、
ルートヴィヒが身体を大きく震わせ、腰が痙攣し出した。
や、やばい、
気がついたら手淫してた!
大慌てでルートヴィヒの大きくなってもちっちゃいモノを口に加える、
【淫らなる者】としての本能がそうさせてしまって居る、
ルートヴィヒが一層鳴くと、
その時が訪れた。
「ん…!」
それはルートヴィヒの魔力がふんだんに含まれた液体で、
口内の壁と言う壁に勢い良く噴射された。
どうやら無意識の内に僕はルートヴィヒの皮をめくってしまって居たらしい。
そりゃ、そんなモノ加えられればDTなんてそんなモノだろうね。
「あ…ぁん」
でも、困った事に【淫らなる者】からすればこれはどんなお酒よりも酔わしてくれる魔法の美酒…
中毒性が非常に高いと言わざる得ない、
それも、こんなエモノが目の前に居ては…ね?
「はぁ…はぁ…い、今のは一体なんなのだ…ち、力がごっそりと持っていかれ…ま、まて、やめろ、まだやるつもりなのか?」
南無阿弥陀仏、後で『ルートヴィヒ』の記憶は消しておこう、
それにしても…オセくんのはどんな味がするんだろう?




