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発見ー不穏因子


はろはろ、

あれから一年が過ぎたよ、


早いね、

僕もそうおもうよ!


因みに一年間の読みは基本的に僕の居た世界と変わらなかったみたい。


あれから…

筆頭すべき事は特に無いね、


僕に起こった変化は寝返りが打てる様になったり、はいはいが出来る事かな!


取り合えず僕の専属侍女の名前がモートさんって事はわかったよ。


それと…

嬉しく無い事にも僕の平穏を壊しかねない連中が居るって事もね…


その連中の名前は『オルトロス』、

ギリシャ神話のケルベロスの弟の名を冠する連中。


一年程前から頭角を表してきた武装集団らしくて、

大陸中で同時発生した謎の組織みたい。


まぁ、今は何をしてるって訳でも無いんだよね、


取り合えずそんな勢力があって警戒してる国も在るって感じ。


何故そんな事を知ってるか?


毎夜毎夜僕の専属侍女が教えてくれるからね、


噂ばなしって怖いね!


まぁ、もっぱらその『オルトロス』の活動の一つらしい代価を払ったらお願いを聞いてくれる…


みたいなサービス紛いの事で助かっている、みたいな事だけどね。


特にお野菜を代わりに買ってきてくれた事は嬉しそうに話してくれたよ!


ん?

なんでそんなヒトらが僕の平穏を脅かすか?


さっきもいったけど彼らは代価さえ払えば基本なんでもやってくれる…


つまり僕のお父さんの正妻が僕を殺したいと思ったら僕は殺されちゃう可能性がある。


死は甘受した物だと思ったけどね、

せっかくチャンスが手に入ったなら出来うる限りは…ね?


まぁ、そうならない様に情報収集には余念が無いよ?


僕の使い魔…『リゼ』の能力の一つである分身を使ったり、


時には僕の魔法『夢』を使う事であちらこちらから情報を集めまくってる。


う~ん、

なれないねぇ?


まぁ、今の頃僕は暗殺を心配しなくても良いみたいだからね。


そりゃあ、

その正妻が愛おしそうにお腹を撫でて居たからね。


少なくとも機嫌は悪く無いだろうね、

僕の風当たりはどんどん悪くなってくけどさ!


ま、

僕はそんなことはあんまり気にしないからいいや。


取り合えず暇だし『リゼ』の分身の一つと視覚を同調させようかな?


☆


僕が今見ているのは森…

少なくとも僕が生前見てきたどの森よりかは大きいと思う。


そりゃあ僕は日本からでた事ないからな!


まぁ、

それだけじゃ無いけどね、


僕はまた ソレをガンみする。


頭が二本ある鹿、

なんだか角がばちばちと放電してる気がする。


うん、落ち着け僕よ、


きっとあれは特別な鹿なんだ、

結合双生児かなんかに違いない。


角の放電もきっとステンレスでできて居て静電気を溜めてるに違いない。


だから僕よ、

魔物とか思っちゃいけない。


平穏が更に遠く成りそうだからね!


だけど、

次の光景はあれだね、

現実逃避もさせてくれない世の中の無情をかみしめたよ。


そりゃあその頭が二つある鹿さんの群れが現れたりすりゃあ

な!


取り合えず…


“『リゼ』、あれなに?”


わからない事は使い魔に質問、

これ一年間で学んだこと。


すると『リゼ』は呆れた様にため息を吐いた。

もう慣れたよ!


“あんた…魔物を知らないって…大丈夫?生きていける?”


うん、

自信ない。


それで、はぃ、

魔物ですか、


“魔物って僕に倒せる?”


誰だって憧れるよね!

魔物だよ!


無双してドカーンとかね!


“盛大に無理ね、少なくともあんたの属性が『夢』である限りは不可能ね”


いま改めて僕のこの属性が恨めしくなったよ!


まぁ便利だから良いんだけどね?


☆


うん、

おかしいなぁ…?


僕はあの後『リゼ』との視覚同調を切って意識を部屋の中に戻ってきたんだよね。


そしたら僕の目の前に笑顔のお父さんが居るからね!


あれぇ?

僕このヒトが笑ってるの始めて見る気がするよ。


例え笑って居ても僕を不愉快にさせる事には変わりがないねぇ。


もしかして幻覚でも見てるのかな?


だったらやばいね、

幻を操る『夢』の能力者が幻覚見るだなんて本末転倒だね!


「喜べデカラビアよ、お前に弟が出来る」


ん?

デカラビアって誰?


すごーく、

あの侍女さんからデカラビア様って呼ばれてた事も在る気がするけど今まで触れてこなかったよ!


「そしてお前はその時期当主(・・・・)の遊び友達として選ばれたのだ」


ふ~ん、

つまりは今正妻のお腹の中にいる子の事だね?


もう男の子ってわかるんだ?

魔法って凄いね!


それで笑ってるんだね、お父さんは、


まぁ喜ぶよねぇ…?


ま、

それはどうでも良いとして。


“『リゼ』、遊び友達ってどう言うこと?”


とっても不安だね!


“さぁ?そのまんまの意味じゃない?きっと生まれてくる子供と遊んであげれば良いのよ”


う~ん…

こまるなぁ、


小っちゃい子って苦手なんだよなぁ…

あの何を考えてるかわからない所とか、

無邪気に残酷な所とか、


“あ、そうだ、『リゼ』、いつその赤ちゃんが生まれるのか聞いてよ”


“はぁ?なんで私が聞かないといけないのよ、自分でききゃあ良いじゃない”


やだよ、こわいもん、

ってまだこの世界の言語は完全に覚えていないし。


“はぁ…呆れた、ここまで臆病なヒトを見たのは始めてね”


「して、イスカリオテ伯爵、そのワコ様はいつお産まれで?」


呆れたとしてもちゃんと聞いてくれる『リゼ』のそんな所が僕は好きだ。


「ほぅ、それはこいつの意思か?『リゼ』?」


お父さんは僕が夢の属性である事を知っている様だ、

まぁ不思議じゃないよね?


「はい、我が主の意思にございます」


…

『リゼ』さぁ、

僕の時と態度違いすぎない?


「生まれるのは後十一ヶ月程だな、それまでに精々死ぬんじゃないぞ?」


最後に強烈な言葉残して行きやがった。


それにしても…

僕の名前ってデカラビア?


それってハンパなくやばいよね?


だってここってイスカリオテなんでしょ?


ユダの故郷、

しかも僕の名前も悪魔の名前


まぁ、聖書なんて漫画でしか読んだことないからしらないけどさ!


“後十一ヶ月だってさ、一年近く在るじゃ無いのよ?”


本当だよ、

一年って…


“僕が二歳になっちゃうじゃない⁈”


“あ、あんた…悩む所そこなの?”


僕が望むのはあくまで平穏、

だったら時期当主の弟なんて厄介ごとの匂いしかし無いよ!


それに弟か…

嫌な物を思い出したよ…


南無阿弥陀仏、後ろを振り返らず前を見よう。




主人公の性別募集してます

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