表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

キッス・オブ・キッス

作者: せおぽん
掲載日:2025/10/10

僕はカナタ。大学1年生。彼女無し。彼女にしたい女の子は1人いる。


土曜日の夜、シヅルと2人で僕の部屋で映画を見るのが通例になって3ヶ月になる。


シヅルとは大学の映画サークルで気があって、女の子が苦手な僕の初めての彼女?なのかな。


ショートカットでサバサバしてて男っぽいというのが、皆の彼女の評価だけど、僕はキュートで可愛いらしいと思ってる。ミラ・ジョボビッチみたいだ。フィフス・エレメントの彼女みたい。僕は、ブルース・ウィリスみたいにかっこ良く彼女を守りたいといつも想像している。


シヅルも僕もホラーやアクション映画が好きだ。今日も2人で並んで映画を観てる。エンディングロールが流れ始めて、僕はミッションの続きを遂行する。


ミッション 1. 手を繋ぐ。

ミッション コンプリート。少し怖いホラー映画だからシヅルは不安を紛らわす為に手を繋がずに入られないだろう。予想の通り映画の序盤ほどには彼女は僕の手を握り、今でも離さない。


ミッション2.ハグをする。

ミッション コンプリート。ふふ。これも計算済みだ。あのタイミングでゾンビが出れば女子は抱きついてしまうのは予想できる。ややタイミングが早かった気がするのは僕の気のせいだろう。


ミッション3.キスをする。


ミッション アンコンプリート。

僕は頭の中のチェックリストを再確認する。

口臭良し。

シチュエーション良し。

対象固定よし。僕は両手で彼女の肩に手を添えた。

対象確認よし。僕は彼女の目を見つめる。彼女は僕を見つめ返す。

コンセントレーション開始。

集中だ。ミスは許されない。

感情確認。俺はシヅルが好きだ。大切にする。俺は彼女のウィリスになる。よし。


カウントダウン開始。3.2…


チュ。


カウントダウンの終了前に、僕は留めを刺されてしまった。


「もう!ターゲットを仕留めるには、チェックリストよりタイミングだよ。もっと勉強する?」


まいったな。彼女の方がよっぽどヒーローっぽいじゃないか。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ